見出し画像

50代の季節の変わり目


長くて苦手な夏がようやく過ぎ、秋になったとたんに体調を崩した。
知り合いが多い近所をウォーキングするのが大嫌いな私は
見知らぬ人ばかりの町をのんびり歩くのが大好きだ。

この秋は、はじめましての町をいくつか散歩するはずが
家で治まらない咳症状とつき合う日々。さすがに2週間は長すぎる。

そうか、体調と気候が上手く合えば
私は十分楽しく生きてきたのかもしれない。
私は気づかないことが多すぎる。

暑さが苦手な私にとって、6月下旬から9月の下旬までは我慢の時間だ。
3ヶ月。1年の4分の1。


心から楽しいと思うこと

何かにハマるという感覚が私にはない。
幼い頃から、少し興味を持ったものは先回りして親から与えられた。
おもちゃもゲームもパソコンも。
でも、夢中になるのは妹弟ばかり。
私は買ってもらうために生まれてきたみたいだった。

「何でもできるお姉ちゃん」がアイドルに夢中になるのは似合わない。
親も私が勉強やスポーツ、習い事以外の何かに興味を持つなんて考えていなかったようだ。
こうして出来上がったのが、何でもわかってるふりしかできない中途半端な人間。
中途半端な知識、中途半端な興味、そこそこで満足してすぐに飽きる。


思い出した夢中になったこと

村上春樹さんの本には一時期取り憑かれるようにハマったけど
(そうかあれがハマるという感覚なのか)
他にも源氏物語やあさきゆめみしなど平安時代へのあこがれ。
アルセーヌ・ルパンやアガサ・クリスティを読みあさったことも。

あるじゃないか。一人の作家と出会ったときにすべて読みたくなるところ。
気に入った本はボロボロになるまで繰り返し読むところ。
今は吉田篤弘さんやくどうれいんさん。
でも、以前のように時間を忘れて何度も読み返すところには至っていない。

私は、寝る間を惜しんで楽しんだことがない。
それは哀しくてどこか欠落していることと思い続けてきた。

あったじゃないかと気づいた瞬間、なくても恥ずかしいことではないのでは???という感覚がムクムクと湧き上がってきた。


今できること

  • いい格好する癖を直す

  • 無駄な資格取得はもうたくさん(そう、3級まででよかったんだよ)

  • もっと広くてあいまいな世界で過ごしたい

  • SNSとの距離をおく

  • 自己満足する

  • 自分を好きになる


今、何がしたい?

体調が悪いうちは

体調を元に戻したい
心身の安静と療養
焦らない
面白そうなドラマを観る
つまみ食い読書

元気になったら

カメラといっしょに知らない町を秋散歩
美味しくてヘルシーなものをたくさん作りたい
温泉旅行
書店巡り
夫婦で日帰り遠足

秋はまだ待っていてくれる。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?