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SNSで、評論家、コメンテーターにならないように気をつけていること

日々いろいろな出来事が起きて、皆さん心がざわざわされているかと思います。そんな中、多くの方がSNS全盛の時代になりその他オウンドメディアで一言世界に発信されているかと思います。私も過去、チラシの裏に書くような内容を発信することで溜飲を下げていた時代もありました。

一方で、曖昧な情報をベースに発信することで、訴訟につながるケースもあります。また、ワイドショーなどの評論家が自身の専門外のことも論評していたり、さもすべてを理解しているようなコメンテーターの存在をおかしいと思っている方もいると思います。

そこで、私が発信する際になるべく気をつけていることを書きたいと思います。


【情報の真実性】

情報にはゼロ次から順に関係度合いが変わってきます。
ゼロ次情報とは、一次情報とは、二次情報とは。

・零次情報:体感ベースの情報。例えば、ある消費者に直接、いろんなことを尋ね、インターラクティブに取材するなどです。つまり、時間・空間を相手と共有したの中での経験

・一次情報:自分(自社)で調査を設計し、自分(自社)なりの視点でまとめられた情報。文字化、数字化されたものを共有する経験

・二次情報:第三者が調査設計し、第三者なりの視点でまとめられた情報。文字化、記号化されただけでなく、そこから解釈されたものを知る経験

http://www.yasuhara-marketing.com/mt/refarence/archives/000674.html

私なりの理解で付け加えますと、
ゼロ次情報は、自分自身が体験したことですね。なので真実性は自分がよくわかっているわけです。ただ、情報の受け取り手からしたら同じ体験をしたわけではないので、真偽がわからないわけです。
一次情報は概ね公式発表に基づくものがベースにありますので、どなたでも真偽が確かめられます。
二次情報は所謂人伝に近いものでありバイアスがかかっている可能性もあります。また、情報の全体像がどれだけであるのかを確かめることができませんので注意が必要です。

【情報の分析はできていますか?】

新聞やネットニュースを一次情報と思っている方もいると思いますが、実際は二次情報です。なぜなら全ての事象を網羅的に記事にしていたら紙面や尺が全く足りませんし、一次情報である公式発表をそのまま載せるのであればもはやマスコミは不要となるでしょう。
更に言うならば、SNSで流れてくる情報は二次情報よりも遥かにランクの低いものだと思ってください。短文メディアの特性から事実が切り落とされている可能性や、途中でどれくらいのバイアスが掛かっているのか全くわかりません。

【当事者かどうか】

さて、昨今のSNSでの論評の変なところは、発信者が当事者なのかというところです。当事者が広く情報を知らしめたい、公益性があるということでしたらどうぞ好きなだけ、という話のなのですが、多くは全く無関係な方々ばかりです。それを全体像もわからない二次情報だけで論評していることの意味がどこまであるのか全くわかりません。

【発信する必要があるのか】

1番肝心なことは、私やあなたが「その発信をしなければなりませんか?」ということです。
ただ自分の溜飲を下げるための発信であればやめた方が良いです。その吐き出されたものは誰かの目に必ず触れることになります。他人が吐き出したどうしようもない発信を見たいと思いますか?少なくとも私は見たいとは思いません。ブロックはあまり使いませんが、そういう発信が多い方、一回でも内容がキツい方は積極的にミュートをしています。自分のメンタルヘルスを良好に保つためにも、見ない、見せないの精神が必要ですね。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?
当てはまることはありませんでしたか?
世の中愚痴や嫉妬、勘違いほど非生産的なことはありません。是非、自らのメンタルヘルスを良好に保つためにも、SNSの運用を見直していただければと思います。
私もそのような発信を慎み、建設的なことを発信し、実業の方で価値を想像したいなと思います。

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