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delyとTRILLがこれから挑戦していくことをエンジニアリングの視点で解説します。

こんにちは。レシピ動画サービスの「クラシル」を運営するdely株式会社でCTOをしています、大竹雅登です。

このたびdely株式会社は、オトナの女性におくる国内No.1メディア「TRILL」を運営するTRILL株式会社を連結子会社化いたしました。これにより、クラシルとTRILLを合わせた月間利用者数は3500万を突破し、女性向けメディアとしては国内最大となりました。

このnoteでは、これからdelyがTRILLと一緒にデカい事業を作り上げていく上での技術的な展望をお話ししたいと思います。

興味を持っていただいた方は↓のボタンから私と直接チャットできるようになっています!ぜひご連絡ください!

TRILLとのタッグが生み出すシナジー

クラシルは当然ながら「食」に興味関心がある人が使っているサービスですが、TRILLは13ジャンルのコンテンツを配信しているため興味関心は食以外にも広がります。特に強いジャンルはファッション、美容、コスメです。ライフスタイル全般をカバーしていくdelyの戦略において、これ以上ないパートナーです。

今回のディールによってdelyグループは、月間利用者数3500万人超えの圧倒的なメディア媒体を擁して、ライフスタイル領域への本格的な進出を実行していくことができます。おそらく国内ではごく少数しか取得できない規模のデータを取得できるようになり、そこにクラシルで培ってきた「データとAI」を中心とするテクノロジーを余すことなく適用していきます。

dely・TRILL連合のデータ活用戦略

昨今の高度化されたメディアの世界において、「データとAI」の活用なくしては生き残ってはいけません。ユーザーがどんなコンテンツをどういう閲覧方法で見ているのかをログとして正確に取得し、処理しやすい形でデータ基盤に蓄積、整備された機械学習のワークフローを通じてリコメンドアルゴリズムへのフィードバックをする。この循環環境を作り上げることがメディアの競争力を下支えするためには必要だと考えています。

TRILLでこれまで実施してきたデータ活用に加えて、クラシルで培ってきたノウハウを導入していくことで高い競争力を持つメディアにしていきます。
イメージとしては、TikTokやYouTubeの関連動画のようなものです。提案されるコンテンツが自分の興味とぴったりマッチした質の高いリコメンドアルゴリズムは、ユーザーがそのメディアを好きになる大きな理由の一つです。

さらに、dely社としての大きな強みはクラシルのために構築した「コンテンツ制作力」を自社で持っていることです。取材記事、写真撮影、動画制作を社内で全て完結してできる企業はほとんどありません。

反対に、TRILLでは多くのコンテンツパートナー様より記事をご配信いただいています。この仕組みがあることで多様なジャンルに対してコンテンツのカバー率を高めることができています。

dely・TRILL連合になることで両社が持つ強みと弱みを相互補完でき、より強固なコンテンツパワーを持つことができます。

そして、「データとAI」を使ってコンテンツパワーにレバレッジを掛けていきます。コンテンツ制作チームに重要なのが、定量的にコンテンツを評価する体制作りです。投資対効果を定量的に測ることができれば、アグレッシブに製作コストに投資することが可能になるからです。

クラシルでは、どんなレシピを新規で作るべきかをアプリ内のユーザーの検索行動を基に判断しています。検索離脱率が高いキーワードには不十分なレシピしか表示されていないことが予想されるので、そのキーワードをチェックして必要なレシピを補充していきます。さらに補充した後に検索離脱率が改善したかどうかもデータを基に評価しています。

このようなノウハウをTRILLでも積極的に活かしていき、データサイエンティストとコンテンツクリエイターが共存するチームを作っていきたいと思います。

新しいメディアを一緒に作る仲間を募集します

ここまで読んでいただきありがとうございます。delyとTRILL社がタッグを組むことで、お互いが持つ知見やアセットを融合して新しいメディアを作っていきたいと思います。

そのためには「データとAI」を中心とするテクノロジーを活用できるチームの構築が不可欠です。一緒に作っていくエンジニアの方を募集します。

↑こちらのボタンから私とチャットできるようになっています。「いきなり応募とまでは行かないけど話だけ聞いてみたい」でも全然OKですので、ご連絡をお待ちしています!

【付録】エンジニア以外の募集もあるよ!


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