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【アーカイブ】みんなで つくろう 小田付 重伝建 標識プロジェクト 2021

喜多方市小田付地区は江戸から昭和にかけてできた古いまちなみが印象的な通りで平成30年に文化庁より「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。小田付地区の伝統的建造物(特定物件)であることを示す標識がつくられるにあたり、どんな標識にすると小田付、喜多方の人々が誇りを持ち、見る人が楽しめるかをみんなで考えていくプロジェクトです。喜多方を学び場として長きに渡り訪れている筑波大学原研究室や喜多方市内の学校と連携をはかりながら、地域の歴史や人びとの思いを引き続き調査して考えられた複数の標識プレートのデザインからの選定を地域の人を交えて行い、素材や制作方法を検討。プレートがとうとう完成となりました。

主催 キタ美実行委員会
協力 筑波大学芸術系原研究室 PLAY RESILIENCE Lab.,
   テクノアカデミー会津 観光プロデュース学科,
   a good day Co.(小竹拓真), 小田付地域おこし協力隊, 喜多方市
映像制作 飯田 将茂
WEB制作 アラレグミ
地域づくり活動支援事業

■町並み・建築・水路。重伝建に住むということ

重伝建に住むということはどういうことなのでしょうか。テクノアカデミー会津観光プロデュース学科の学生たちが、現在重伝建にお住まいの方々に建築、水路、小田付の思い出についてお話を伺いました。

■標識デザイン案を決定

標識デザイン案に対してのアンケートを実施し、その内容を参考にしながらデザイン決定に向けて意見を交換していきました。それぞれのデザインを実際の寸法で出力し、小田付の街並みに配置する実験も行うなど、検討を重ね最終的なデザインが決められました。

■標識プレートの設置方法の検討

完成した標識が建物に設置される際、様々に設置の際の条件が考えられます。壁の素材や色、設置場所の形状など、考えうる想定の中で設置が問題なく出来るように検討をしました。

■小田付重伝建の映像 「水流の小田付」

表堀、中堀、裏掘。重伝建選定の決め手のひとつになった水路のある小田付。表層の水、深層の水、自然の水、生活の水。映像作家飯田将茂さんが水にフォーカスして小田付重伝建の姿を捉えました。


飯田 将茂(いいだ まさしげ)
映像作家。玉川大学芸術学部非常勤講師。主にプラネタリウムを媒体としたドーム映像作品の制作と発表を続ける。舞踏を中心とした踊りの撮影や、舞台の映像演出等も手掛ける。長野県塩尻市で木曽の街や職人を追った《木曽漆器》の撮影をきっかけに、本プロジェクトの映像制作に参加。

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