フリーランスデザイナーへの道を挑戦してみます

デザイナーのasakoです。
2022年8月末で、株式会社ゆめみを卒業し、フリーランスに挑戦してみることにしました。せっかくなので、今しか出ない言葉で振り返りを書き残しておこうと思います💪

【新卒】メーカーでパッケージデザイナー

大学の専門はグラフィックデザインスタジオでした。
新設のデザイン学科1期生ということもあり、デザイン系の就職活動ってどうやってするのか、とても迷走しました。職業柄？普段から自己分析も良くしていたので、改めて就活で自分に向き合うのは結構辛かったですが…なんとか、学部時代の就活の反省を活かし、大学院を経て、大手のメーカーに入社。デザイン専門の部門に配属されました。

インダストリアルデザイナーが中心ではありましたが、全体で何十名ものデザイナーがいる環境でした。先輩方は優秀な方ばかりで、世に出すもののクオリティへのこだわりなど、スキルだけでなくデザイナーとしての「姿勢」を背中で見せてもらえたのが、とても印象的です。
当時はもちろん、今となってなお、あの環境で色んなことを教えてもらえたのは、最初のキャリアとしてとても良かったな、と日々実感しています。先輩方には感謝しかないです🙏

【部署異動】メーカーでUIデザイナー

メーカーだったので、自社製品の液晶のUIというお仕事がありました。
スマホの市民権がかなり広がっていて、メーカーとしては、各事業でマーケットのせめぎ合いが起きていました。組み込みのUIでやれることが限られていたりもしましたが、やっぱりそんな状況でも、上司・先輩方の視線は上を向いていました。与えられた条件のパズルと、それを逆手に取る閃きを楽しむこと、もっと言うと、条件が定まる前からの提案活動を積極的にやっていて、部署としての動き方は誇らしかったなと思います。

また、新卒時から、普段の量産業務だけでなく、「新商品提案」という枠組みで、マーケットのリサーチ・技術活用検討・機能やコンセプトプレゼンを複数チームで定期的に経営層に行っていました。

この活動のおかげで、大学のときと同じように、ものづくりの楽しさを実感し続けられましたし、何より、新卒からお偉い方々にプレゼンするという無茶振り的な訓練もトライできました。わたしは緊張しいだったので、本当にこれは試練でした。

【短期駐在】UKでの外部デザイナーとの交流

ありがたいことに、全社的に新しい働き方への意識づくりも始まっていたり、新規のマーケットづくり、若手の育成環境など色んなテーマが重なって、海外拠点を活用した短期プロジェクトにも参画させてもらえました。

この期間に会えた 、社外のデザイナー・自力で海外に出てきている方々から得られた刺激や、大学時代に海外旅行で訪れた時からの「日本」ブランドへのギャップは、この後の自分のキャリアに大きく影響がありました。（今も）

帰国して、自分のこの先の長期的に成し遂げたいことってなんだろう？ということを日々問い続ける1年間でした。
この経験をさせてくれた当時の環境や上司にも、とっても感謝しています🙏

【初めての転職】IT業界へ

問い続けた1年のおかげで、自分の軸はだいぶ定まっていたので、とても信頼のおける、ReDesignerとの出会いをきっかけに、YUMEMIとのご縁ができました。新卒の就職活動は本当に地獄だった記憶しかないけど、転職活動は、社会科見学だと思って楽しむことができました。

7年も事業会社でデザイナーをやっていたので、弱みというか、チャレンジしたい領域としては、クライアントワークで短い期間で幅の広いアウトプットを出せるスキルでした。

当時、デザイナーがまだ少なかったのもあり、それぞれ得意な領域や経験値も幅広く、ゆめみのデザイナーとの出会いは、今までとまた違う発見続きでした。デザイナーの組織としては、これから育てていかないといけない！というフェーズだったので、以前の職場からするとギャップも多かったですが、却って7年間で凝り固まってしまった固定観念をアンラーニングするには、とても良い時間でした。

ゆめみに所属していたのは3年半ですが、
入社して早々に、リベラルアーツラボという委員会の立上げやイベント運営に関われたり、リブランディングのテーマをきっかけにBrandingチームへ自主的に参画できたり、その中で企業ロゴのリデザインという経験値を得られたりと、たくさんの「学び」「成長」への挑戦機会を得られました。

一社目の方々が、とても良い人だらけだったので、転職時には、「一緒に働く人について」が、最もと言っていいほど心配してましたが、ゆめみは入ってすぐに皆の人の良さが感じられ、安心したのを覚えています❣️

そして、フリーランスへ

根っからの会社員属性人間だったので、こんな選択をする日がくるなんて…と思っていますが、この度フリーランスという働き方をトライしてみることにしました。

・よりフッ軽に、自分のスキルの還元先を選択して行きたかった
・苦手だったお金や契約の理解を進めたかった
・デザイナーの存在価値について、新たな視点から見つめたかった

他にも色々理由はありますが、前回の転職時から軸はあんまり変わっていなくって、よりやりたいことを具現化していくための、一歩という感じで決めました🦶あたたかく応援してくれたゆめみの皆にも大感謝です❣️

せっかくなので、新しい動き方ができるといいなと思ってます💪

さいごに…

ここ数年で思ったのは、
自分がデザイナーとして当たり前になってた価値観も、今のデザイン業界では、ほんの一部のものなんだなと感じることが増えました。
時代背景もあるし、デザイン領域が広義になってきたことで、それぞれの文脈が多様化していることもあると思います。

「体現」することは、自分のデザイナー像の中で、大事な美学ではありますが、この先は、「言語化」して対話する時間が本当に必要なんだと思う日々です。

そんなこんなで、地道にやるのが自分スタイルなので、今日からまた、デザイナーという生業を楽しみながら、元気にやっていきたいと思います💪

JOY!!!!