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キャラ名1つで楽しく狂えちゃうんだよな〜

 今回は壊れるぜ!!!

 どうも黒い白クマです。今日はな、キャラクターメイクの話だ。特にキャラクターの名前。特に何という結論は出ないけど、最近「今まで割と適当に名前付けてたけど架空の人物の名前っておもれ〜」って思ったことを書いただけである。

※このnoteには小説「戯言シリーズ」、ゲーム「ツイステッドワンダーランド」「エリオスライジングヒーローズ」「FGO(略称で失礼します)」、映画「ハイスクールミュージカル」、東京ディズニーシーアトモスフィア「ヴィランズリクルーティング」のキャラ名への言及が含まれます。

 名は体を表すなんて言う言葉があるせいで(多分その言葉のせいではない)ヲタクという生物(クソデカ主語)はキャラクターの名前ひとつとっても楽しく狂えてしまう。
 僕もコンテンツ受理者としてはそりゃもう楽しく狂うのだが、時々すんっと真顔になる。いや多分原作者そこまで考えてなくね?みたいな心境になる(ちなみに心境になった上で幻覚を見るのがプロである集団幻覚集団幻覚ぅ!)。
 そう。なぜなら。僕もキャラクターメイクをする側なので。名前つける時にどこまで考える?と言われるとそぉっと目を逸らしてしまうわけですわ。

1.カタカナってカッコイイな

 日本人(再びクソデカ主語)ってカタカナが好きじゃん。外来語大好きじゃん。アルファベットの書かれた服は無条件にかっこいいと思っている節があるしだいたい英訳しときゃかっこいいみたいな節があると僕は思うわけよ。そんなんだからさ、

 君らも、カタカナの名前、好きだろ?

 カタカナの名前。危険地帯だ。カタカナっつーことは、日本語以外の全ての言語を音のみ拾えば全てカタカタの名前に落ち着く。そりゃもう中国語からスワヒリ語から全部カタカナになる。カタカナの名前だからって英語とは限らないのである。当たり前だが。つまり異文化パラダイスだ。
 そう異文化。名前の扱いっていうのは落ち着いて周りを見渡してみると文化によって千差満別だ。

2.日本のリアルネーム文化

 日本の名前事情というのは非常におもろだと個人的に思っている。勿論そもそも「リアル」のネーミングもおもろなのだが、そこから派生した結果何よりキャラクター名、「架空」のネーミングがとってもおもろなのだ。結論から述べればおもろなポイントは

※多言語× 他言語〇

という以前のボキのツイートに集約される。がもうちょい話を広げておこうか。

 まぁまずはリアルの話をしよう。日本語でも一応苗字「は」一覧表が作れるはずだ。珍しい苗字もあるにはあるが、たかが知れてる。大抵ググれば出る。
 でも名前は本当にフリーダムである。そしてこんなに名前がフリーダムな文化は多分珍しい(僕は言語形態を専門としていないので齧っている知識だけではあるが)。

3.他の国のリアルネーム文化(主に英語圏の話)

 大抵の場合は父親の名前をそのまま貰ったりとか母親の名前を貰ったりとか「〇〇の息子」という意味の名前を持ってたりとかする。
 ……個人的にこの話を聞いた時「〇〇の息子、って雪だるま形式に増えたらそのうちじゅげむじゅげむごこうのすりきれ……レベルの名前にならん?」って目ん玉ひんむいたものだ。未だにその辺の事情はよくわかってない。

 とかくそうじゃなくともパターン化するものが多くて、たとえば英語圏なんかじゃ「英語圏名前一覧」みたいなやつを作れちゃったりするわけだ。

 なんとなくハイスクールミュージカルの話でもするか。1しか見た事ないけど。

トロイ・ボルトン
ガブリエラ・モンテス

 これがまぁヒーローとヒロインの名前だ。すまんWikipediaを見たのでスペルは分からんかった。調べる元気はない。このあとの話、スペル違ったらごめんな。2人の名前をちょちょっと検索してみると、

トロイ→主に英語の男性名、またはまれに姓。(Wikipedia)
ボルトン→英語圏の姓(Wikipedia)
ガブリエラ→ヨーロッパ系の女性名。(Wikipedia)
モンテス→苗字(weblio英和和英辞典)

そう、ヒットするのである。なぜならパターン化してるから。ちなみに出来心で英語圏の知り合いの名前もググってみたが姓名どっちもヒットした。そういうもんなのである。

4.ジャポネの民達は名前だけでは飽き足らない

 ついでに僕の本名も漢字でググってみたんだけど、苗字はさておき名前は読み方がざっと5個くらいあった。
 そうなのだ。日本人の名前の表は多分どう逆立ちしても作れない。絶対無理。よくある名前、つったって漢字バリエーションはくそくそ豊富、たったの2音節の音にすら軽く2桁の漢字バリエーションを作成できる。挙句の果てにはキラキラネームだ。勘弁してくれ。読めない。

 「リアル」で名前にこんなに拘り、名前で遊ぶジャポネの民にしてみれば「架空」のキャラクター名は遊んでしかるべきものである。だって名前って十人十色なんだもん。

 さて「リアル」で名前に凝りにこるジャポネの民たち。ここでちょっと楽しくなってしまったジャポネの民は「架空」のキャラクター名を考えるにあたって暴走を始めた。

 苗字まで遊び出したのである。

 落ち着いて欲しい。苗字だ。代々受け継ぐやつだ。それこそ川の麓だから川本な!みたいな感じで、それなりに雑な理由の基につけられた(ど偏見)家固定のやつの話である。それが個人キャラと関わるはずがないのである。日本も苗字は個人と関わらない文化のはず。だって親と子のキャラ同じなはずねーもんな。家柄を表す程度の役割しかない記号のはずなのである。英語圏の名前のごとくググッて出せるべき、なんだけども。

 しかし何故だろう。創作キャラの苗字はググッても出てこない手のヤツがざらにいる。西尾維新の話する?零崎はリアルにはいないと思うんだわ多分ね。いたらすみません。
 ググッて出せる名前でも、こう……漢字に含みを持たせてきたりする。何故か。永遠の謎である。(丸投げ)

5. そうジャポネの民達の考えるカタカナの名前はもはや和製英語

 そしてジャポネの民の悪い所は、

 カタカナの名前でも同じことやる!!!!!!

 郷に入って郷に従うのではなくこちらの郷に文化を引きずり込むジャポネの民達は、海外ホラーキャラ達を美少女フィギア化したりしてきたのと同じテンションで、カタカナの名前を各言葉の御国の文化で名付けるのではなく、何故か言語だけ借りてきて文化をまるまるシカトしたりするわけである。

 そう、実にフリーダム。表なんか作れない。名前の一覧表?知るか。我々(クソデカ主語)が見るのは単語辞典と花言葉一覧表あたりである。英語圏では絶対に名前にならない単語もお手の物である。ほら、だってカタカナだとなんかカッコイイしさ(思考停止)。

 そういや例を出すなら、ディズニーシーでかつてあったヴィランズの手下のショーには「ポライト」という名前のキャラと「スキャター」という名前のキャラがいたな。僕の推しです(聞いてねぇよ)。
 おいおいおい絶対自キャラに「親切」とか「散乱」とか付けないだろ、なぜ英訳したら名前になると思ったんだHey、と思わんでもないが、なるのである。不思議なことになるのである。なぜなら我らはジャポネの民。

 あぁ異文化といえば、現在のジャポネの民達は女性名男性名の意識が希薄だ。花子とか太郎とかそういうのはさておいて、「ユウキ」とか「ミズキ」とかあたりは男女に使われやすいし、昨今のキラキラネームなんかはホンマに性差が現れにくい。
 勿論ね、僕の本名なんかは男の子にはいなさそうで見るから女性な名前〜と感覚的に思うから、全部が全部ってわけじゃないよ。むしろ女性名、男性名っぽいものは沢山ある。でもそれはあくまで字面だとかあとは感覚論的多数決の問題で、確定的なものではない。明確な線引きではない。これもまた、ジャポネの名前文化だ。僕の父親なんかパッと見女性ぽい名前だしな。でも不思議では無いのである。うむ。

 故に、だ。ジャポネの民達はカタカナで名前をつける時にうっかり性別のことを忘れる。ジャポネの民は元気に男性に女性名をつける。女性に男性名をつける。……みんな、偉人の名前からとる時は性別に気をつけような(いい笑顔)。大体がところ偉人をTSしたら名前もTSして然るべきでは?FGOの話なんですけどね。

6. 語感……語感しか……僕考えてなくて……

 いやな、今更ながらそもそもなんで名前の話かって言うと、本日トッモとおしゃべりという名のプレゼン大会を開催し、私は「エリオスライジングヒーローズ」の布教を、トッモは「ツイステッドワンダーランド」の考察を熱く繰り広げてきたわけだ。このトッモ、非常に言語に興味関心知見が深く、ツイステッドワンダーランドの各キャラクターたちの名前について楽しく狂っているのであるが。(リンク先の「鍵垢友人」というのがこのトッモである)

 そのトッモの話が僕的には青天の霹靂ってかんじだったんです。あのね、ツイステッドワンダーランドには"アルチェーミ・アルチェーミエヴィチ・ピンカー"ってキャラがいるんですよ。僕の推しです(だからいらない情報)。
 トッモが言いました。「なんで彼だけロシア語名なんだろうね。そしてピンカーだけ英語名なのなんでだろうね。」
 黒い白クマは固まった。待てよ。なるほどな。そうね。カタカナでもどの言語かってあるわな。そう。まぁ天下の大手ディズニーすぁんがそれを考えていないはずがないので公式にもきっと考えがあるかないかはおいておいて、な。

 ぼかぁもしも「チェシャ猫のキャラ作って。」って言われたら「チェシャっぽい音の名前ありません?あっロシア語にアルチェーミっておるな。これでええか(Q.E.D)」ってなる自信があるので「英語圏にチェシャっぽい名前なかったんじゃね??でまぁ他キャラが英語圏多めってことはきっとキャラメイクした方は英語圏に馴染み深いからぱっと思いついた名前がピンカーという英語圏のやつだったんやろ。」程度の認識で終了するわけですよ。
 まぁピンカーをわざわざ連れてきたんだから公式には何か考えがある、あるんだよな??だってピンカーってチェシャ猫に何ら要素ないもんな?うん考えがある可能性はある。
 ただ僕ならうっかりやりかねないなと思って。うん、何も考えずにロシアの苗字を英語の名前に突っ込んでしまいそうだ。カタカナだもの。そうか……言語ミックスすると分かる人には変な名前に感じるのか……(知見の広がり)

 ぼかぁ響きがかっこいいのでっつってドイツ語の単語(勿論普通名前に使われるものではない)を持ってきて名前に使っちゃったりするし、なんなら日本語でこういう意味の名前にしたいなーってググッて回って1番語感が良かった言語の単語を名前にしちゃったりする人間である。語感だけで未知の名前を創造することもざらにある。

 あとこの間の小説の時はみんな花の名前にした。男も女も気にせず花の名前にした。見たのは花言葉一覧である(ニッコリ)(サムネに乗せたのはキャラメイクメモにバッチリ書かれていた花言葉)。しかも1行目とかしか見てないのでなんかうっかり他にめちゃ深い意味の花言葉とかついてて「これはそういう……?」とか言われたら泡吹いて死ぬ。

 そう……名前って考察対象として……割と見られてるんやね……(震え声)

 日本語の名前ですらノリとテンションと予測変換の1個目でつける黒い白クマは名前ひとつで広がる考察の世界に慄いたわけだ。ここまでちゃんと考察が広がる名前をつけた公式に慄き、そこを拾って考察(または集団幻覚)にまで行ける知見を持ったファン一同にめちゃくちゃに慄いたのである。

7. ジャポネの民達はやはり名前らしからぬ名前をつけがちである

 つってもまぁ、やはり名前らしからぬ名前ないし苗字らしからぬ苗字を連れてきてしまう性はきっとツイステも免れていない。どこまでわざとかは分からんが、割合ツイステキャラには女性名の方が多いしな。
 あとトラッポラって苗字はない(そもそもこれもキャラメイク的に苗字に意味を持たせている可能性があるので、実にジャポネの民達な発想と言える。だから苗字は家柄だと言うておろうて、というあれである)。

 ちなみに。とっても安心するめちゃくちゃジャポネの民達発想カタカナネームが沢山見られるのが僕が本日元気に布教してきた「エリオスライジングヒーローズ」である。これはdisでは全くない、むしろ僕はこういうの大好きである。これぞジャポネのカタカナ名前って感じだ。わかりやすい。語感でつけたんだろう?(失礼)
 ウィル・スプラウトなんか顕著に単語の意味から来てる感じ。スプラウトという苗字は非メジャー(つか多分ない?)で、多分これは単語の意味から彼の趣味に繋げてつけたんだろうな。willは普通略称だ。willも単語の意味から来てると思われる。
 ヴィクター・ヴァレンタインのヴィクターは1000パーセントフランケンシュタインからですよね。有名人物から名前のインスピレーションを受けるのはジャポネだけじゃないとは思うが。
 グレイ・リバースも、苗字のリバースは本来Riversを当てられるべきだが彼はReverse。盛大にネタバレるので詳細は黙るが絶対彼のキャラクター性からつけられた名前である。苗字一覧を見たのではない、和英辞典を見た、というタイプのお名前。
 名前としては不自然、という意味ではガスト・アドラーもガストはどっちかっつーと苗字のはずやねんな。名前ちゃう。あでもガストもアドラーもドイツ姓なので言語圏は揃ってはいるのだがね。ビームス兄弟もビームス(Beams)って……えどこの苗字?って感じやねんな……
※繰り返して言うがボキはプロでは無いので純粋にソースを見つけられんかっただけかもしれん。

8.まとまらないまとめ

 まぁ今回何が言いたかったと言うと、ジャポネの民達は名前にも苗字にも愉快な意味を持たせてくれることがあるので調べるとおもろいぞってことと、でもそれはジャポネの民達限定であって一般的には各言語圏には各言語圏固有の姓名リストがある場合が多いから舞台設定によっては気を遣えよ、というお話である。気を遣わないとうっかり読んだ人が全力で考察してしまうかもしれない。あとあれだな、名前もうちょい真面目につけような、つっー俺自身への戒めかな。はは。語感で名を決めるな(戒め)。


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