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日本人は超マイナス思考文化だった


最近、ことばと文化についてもっと理解を深めてみようと調べていて、面白い文献を見つけた。


そもそも、文化というのは人から作られたもので、社会において後天的に学ぶものとされている。

音楽・料理・絵画・哲学・文学・ファッション・法律なども人が作ったものなので文化。

中でも、言語は文化が凝縮されていると言われている。

コミュニケーションの中で使われる言語を考察することで、その言語を話す人の文化的背景を知ることができるのではないか。

ということを述べた論文から、色々おもしろいと感じた部分を抜き出していってみたいと思う。


日本人はマイナス思考⁉︎


異なった発展歴史や、社会生活を経験した人々はそれぞれが違う価値観や思考様式を持っているんだそう。

歴史的背景を辿ってみると、西洋人は狩猟民族性を持っており、東洋人は農耕民族。

狩猟民族は狩に出かける前はゼロで、獲物を捉えて少しでもプラスにして帰るぞ!と加算的に考える。

なので、西洋人は自然とプラス思考が定着化した。

一方、農耕民族は収穫季節に最も多い量を手にするが、そこから日々の消費に伴いどんどん食料は減っていく。

この、一定の量が減っていくことが基本姿勢となっている農耕民族の東洋人はマイナス思考が形成された。


さらに、日本は自然に恵まれており、遥か昔から自然と共存して生きてきた。

常に自然に順応し、四季の自然の変化にも従って農耕を行う。

そのため、一人の人間に左右されるものではなく自然という客観的要素によって決められるといった考えが日本人の頭に植えつけられた。

その結果、日本人は受動的かつ消極的な考えになり、マイナス思考が最も強い民族となったのだそう!


めちゃくちゃ面白い。
日本が世界的に見ても自殺率が高いというのも関係してきそう。


ちなみに、同じ東洋人である中国との比較も興味深い。


中国の自然環境は日本と比べると非常に厳しく、生き残るためには自然と常に戦わなければいけなかった。

自然と戦うためには、一人一人がどれだけ努力できるかが重要となり、絶えず挑戦して勝とうとする強い意志が必要。

そのため、積極的で向上的な性格に育てられるようになる。

このことから、中国人はマイナス思考とプラス思考の両方を持ち合わせている民族なんだそう。


それが言葉にも現れているという話になってくる…という話に続きたいけど、めちゃくちゃ長くなるなぁ。


ってことで、言葉と文化シリーズとして数日に分けてまとめていきたい。

今日は日本人はマイナス思考文化だったという衝撃だけ与えて、続きはまた明日!


ここまで読んでくださりありがとうございました!


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