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立教大学院リーダーシップ開発コースの1年間を振り返る(生活編)

えいや!で願書を出してから、もう一年が経ちました。なんとか大学院一年目をほぼ完走でき、残すは3月の集中講義のみ。

去年の今ごろ、「働きながら大学院なんて通えるのだろうか?」「通っても実務に役立てられるかな?」「自分にできるのかな?」と不安がっていた自分に向けて、この約1年間を振り返ってみたいと思います。

大学院生の1週間

授業は、金曜の18~22時と土曜の8~18時のみ。

大体の授業はグループワークが中心で、授業以外に平日の夜1~2日チームメンバーとのミーティングが入っていました。だいたい19~23時くらい。

授業の中で課題が出されて、その課題に対し、1週間から長いものだと3ヶ月かけてチームでクリアしていくというサイクルです。

(定量的でわかりやすいかなと思い、この1年間で出したレポートの件数を数えてみたら、個人で50件グループで約20件ありました。1ヶ月にならすと、大体7件くらい(A4が2~3枚、スライド10枚くらい)。)

こんな感じで、金曜は仕事を早く切り上げて、早めに授業。そして精根尽き果てて眠り、土曜また8時から授業の生活の繰りかえし。これが基本サイクルでした。

最初は週1日休日とか絶対無理とか思っていたけど、今はそれが当たり前になってきちゃった感じです。いける、意外といける。

オンラインのこと

オンラインに苦しめられ、オンラインに助けられた。そんな1年間でした。最初はなかなかみんなの人となりをオンラインで把握するのが難しかったけど、人間慣れるものです。

もともとリーダーシップ開発を目指す人たちの集まりってこともあり、アイスブレイクはどんどんこなれてくるし、冗談も言い合える仲に。大学で出会った人たちは皆さん素敵すぎて、会社という同じグループに属さない、利害関係から離れた存在だからこそ相談できることもあるし、ストレートに忖度なしに議論できることも多く、これをオンラインでも感じることができたのはすごくよかった。

また、仕事との両立の中で、移動不要はほんとおおおおおおおにありがたかった。ギリギリまで仕事してられるし、ギリギリまで寝てられる。終わったらすぐ寝れるし、なんならたまに画面オフにしてご飯食べてた。

こんな感じで、オンラインのデメリットを乗り越え、メリットを最大限享受しながら過ごした1年間でした。

今後コロナが落ち着いたとしても、私たちの働き方・生活が完全にその前に戻ることは考えにくいし、オンラインでのコミュニケーションに慣れたこと(初対面だった人と、その後一回も会わずにオンラインで酒を飲み交わすまでに対人スキルも上がった)は、大きな収穫だったと思う。

仕事との両立

今思えば、反省しかない。コンマ何秒のところで死にかけたけど、周りの人に助けられながら、なんとか両立できたかな。って感じ。

仕事でも、新しいプロジェクトに携わったり、新しい施策を走らせた一年だった。120%出さないと倒せない敵ばかりで、それを全て一人でどうにかしようとしてて、潰れる寸前まで来てしまったのは大きな反省。

自分一人でやっていても、周りのコミットが下がって、デモチさせてしまい、フリーライダーを増やすだけだと、授業でも習ったしグループワークの中でも痛感していたはずなのに、いざ仕事になると学びが全く活かせてなかった。なんのための学びなのだ、自分。

この一年はもっとうまくやりたい。事を成すために、「一人でやらなくてはいけない」という、意味不明かつ無価値な足枷を早く外したい。頭ではわかっているけど、実際にやるって本当に難しい...

家庭との両立

これは、0点。というか、マイナス。旦那さん本当にありがとう。

家事全般と私の身の回りのケア(お金周りとか、生きていく上で必要なタスク管理とかw)をやってくれて、仕事と学業に全振りできました。

でも、家庭って大事じゃん。もっと大切にすべきじゃん。自分。20代後半になってまで自己研鑽に励んでいるけども、それも元を辿れば自分が幸せになりたい、世の中をよくしたいからのはず。私が幸せになるためには、旦那さんに幸せであってほしいし、私の最も小さい世の中は家族・家庭なわけで、ここをないがしろにしていたら、「組織開発」なんてできないよね。

もっと家庭も大事にできる、人間になろうと思ったよ。まずは、ご飯食べてる時に、スマホをいじりません(だいたい仕事してるか、ツイッターみてる)。お昼休憩はちゃんと一時間とって、旦那さんとの会話に当てます。

息抜きしないと、自分の頭も整理できないし、会話もギスギスするし、ダメだよね。もっと肩の力抜いていこ。

この一年やり直すなら?

1.「今の自分のレベルを素直に認めて、もっと周りと協力する」
なんでも100点とりたくて、そのためには自分が120,150,200%で頑張らないとダメだと思い込んでた。でも、体力や精神には限界があるし、自分一人でできることなんて、本当にたかが知れてる。途中で疲れちゃって、アウトプットが中途半端になるくらいなら、みんなと協力して最後まで走りつづける方が良いものができる。周りと自分のポテンシャルを信じて、今のレベルを真摯に認めて、コツコツとがんばる

2.もっと人を広く見る。
人のある側面ばかりみて、決めつけるのではなくて、その発言・行動の裏や下にあるプロセスに目を向ける。プロセスから目を背けていては、絶対いつか手戻りが発生するし、みんなが同じ方向を向けない。プロセスに中にこそ、答えはある。イメージできないものはマネージできない。まずは、みんなのプロセスをイメージする。本当に大切なことは目に見えない。


3.勝つための準備をする
私の強みは、「行動力」だけど、その強みを正しい方向につかう。出しどきを見極める。がむしゃらに、向こう見ずに走り出さない。ただの準備ではなじゅて、勝つための準備をする。

さいごに

去年の自分がこれを読んだら、「おいおいお前、大丈夫かよ!?全然今と進歩してなくないか?」って言われてしまいそう。

いや、でも結論そうなんだよね、そんなに成長してないのかもしれない。ただ、成長してないかもしれないけど、なぜ成長できてないかの理由はわかってきた。

「実践してないから」

授業でわかった気になって、グループワークでやった気になって、実践の場(=仕事や家庭)で全然その学びを活かせてない、生かそうとしてないから。

昔からそうだった。テキストを解くための勉強をしていて、受験に勝つための勉強をしてなかった。下手なスキルだけついて、根本的な問題に向き合う姿勢とか考え方って19才の頃から変わってなかったのかもしれない。

もういい歳だし、さっさとこんな低レベルの自分とはお別れしたい。

2021年の抱負 脱犬の道


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