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曇りの日 外を想う

遠くではらはらと舞う落ち葉が雪に見えた。
どんよりと雲った空、朝日は完全に隠れてしまっていて、外は明るくとも重い感じがする。
白く靄がかかっているかのような外の様子に、本当に雪が降り出すのではと小さな期待を抱く。

予報では寒くなる日だと言う。
12月上旬並みと言うけれど、もう11月も後半なのだからそこまで驚くようなことでもないのだろう。
春が訪れるときには三寒四温というけれど、年中通してこうして気温のアップダウンは続いていくことが、実は私には不思議でならない。
すーっと上昇して、すーっと下降するような気がするのだ。

日曜日の今日、外は出掛ける人で街は大賑わいのはずだ。
私と言えば、コロナ禍になってから週末に外出することがすっかりなくなり、土日は引きこもることが常となっている。
子どもの課題を見て、家事をして、それだけで一日が終わる。
ノートを開いて来週はどこへ行こうかと計画を立て、平日に街へと繰り出すことを楽しみに待っている。

今日のように曇った日は、家の中で外を想うのもまた楽しい。
どこに旅するか、どこで買い物をし、何を買うのか。
それからどこで何を食べようかと、あれこれ思いを巡らせて一日が終わる。

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