寝不足と集中

今週は仕事をさぼってばかりだった。

どうにも寝付けない日が多く
連日寝不足になり、
あまりの眠たさに
午前中に寝てしまうことが続いていた。

寝て起きるとすっきりするのだが
仕事は当然少しも進むことはない。

——今夜こそは早く寝なくては

そうした焦りもあって
また寝付けず寝不足の
悪循環にはまり、
すると当然やる気も起きず
ぼけっと過ごすこと一週間。

流石にまずいと金曜になって
ようやく重い腰を上げ、
今日も寝不足ではあったものの
一気に仕事を進めることにした。

気持ちのスイッチが入ると
俄然集中して作業が進む。
パソコンの画面を睨みつけながら
あーでもないこーでもないと
作業を進めること一日。

仕事は進んだが
気持ちに全くゆとりがない。
常に興奮状態で、
イライラとは違うのだが
せかせかした気持ちが
ずっと胸のあたりにうずいている。

話しかけられても
まともな受け答えができず
態度も素っ気ない。
我ながら感じが悪いな、
怖いだろうなと思うのだが、
自分でコントロールできるほど
人間ができていない。

「集中」は必要なものだが、
不機嫌と捉えられてしまうのは
いいことなのだろうか？
子どもの頃や遊びの中での「集中」で
不機嫌になったことがあっただろうか？

ポジティブに集中できないのは
自分のコンディションに問題があるのか、
作業内容に問題があるのか。

——しまった
こういうことを考え始めてしまうから
眠れなくなってしまうのだ。
今夜こそは早く寝るぞと
再び自身に言い聞かせて
悪循環から抜け出そうと
もがきながらも
あれこれ考える夜は楽しく過ぎていく。