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私の使命

この数ヶ月
寝不足が続いている。
生活習慣を
改善しなくてはと思いつつも
未だに気がつくと
眠気と戦っている毎日だ。

休日にはあれこれ
やりたいことがあるのだが、
そんなことにも手が伸びず
気がつけば横になっていた。

睡魔に負けてそのまま昼寝。
起きてもやっぱり眠くてまた昼寝。
そんな一日だった。

途中子どもに話しかけられても
生返事ばかりで
ちっとも頭に入ってはこない。
なんでどうしてと聞かれても
頭が働いていないから
適当な相槌で済ませてしまう。

あぁ、これでは休日の
寝ているだけの親父ではないか。

しかしどうしても今日は眠くて
それ以上頑張ることができなかった。

しかし不思議なことに、
子どもに
——お腹が空いた
と言われると、
途端に目が覚め、
頭がフル回転し始める。

飛び起きて時間を確認し
食事の支度を始める。

我ながらなんでと思うが、
私はそういう風にできている。

——子どもの腹を満たすのは使命
私はそう思っている。

どれだけ成長しても
体も頭脳も大人に近づいたとしても
ひとりでできることが
確実に増えていたとしても
やはり子どもは非力だ。

好きな時に好きなものを食べることは叶わない。
買うお金もままならず、
用意されたものしが口にすることができない。

それに比べて大人の自由なこと。

だから私は子ども優先で食べ物を渡すし、
子どもさえ満たされればいいと思っている。
大人はあとから何を食べたって大丈夫。
こっそり高級チョコレートを
口にすることだってできる。
——言ってみただけ
——うちにはない

子どもがおいしいと食べる顔は
他には変えられないものがある。
もう少ししたらあれこれ注文をつけてきて
きっと煙たくなるのだろう。

まぁでも
またその時には違った楽しみが
あるのだと期待している。

今はただ、
子どもたちがおいしいと言ってくれて
満たされた笑顔が見せてくれれば
私はそれでいい。

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