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江蘇省の再生可能エネルギー消費量が1,000憶kWhを突破

中国の江蘇省電力有限公司の発表によると、江蘇省の再生可能エネルギー年間消費量が前年同期比189.17億kWh、21.95%増加し1,000億kWhを突破したそうです。

この1,000億kWhというのは、江蘇省全体の消費電力の6分の1近くを占めるそうです。

再生可能エネルギーの設備量という点では、現時点風力発電、太陽光発電が中心で、送料にして3598.95万キロワットだそうで、発電量に関しては617億kWhとなり、こちらは前年同期比42.7%増という結果でした。

江蘇省では、再生可能エネルギーの活用が増えていますが、これを牽引しているのは電気自動車の充電サービスの設備で、2019年の新型コロナ前との比較では700%の消費量の伸びを示しているそうです。

また、製造業の中でも部品メーカーの再生可能エネルギーの利用は増えており、こちらは先と同じく2019年比で500%の伸びを見せるなど、この両者を中心に再生可能エネルギーの利用が促進されているそうです。

江蘇省では、再生可能エネルギーの効率的な利用と管理を目的に、新エネルギー発電データセンターを建設したそうですが、そちらでは同省内にある3,214基の風量発電設備と537基の1万ボルト以上の分散式太陽光発電設備の運用状況を監視しているそうです。

江蘇省は中国全体でみると、2020年末時点で、太陽光発電の発電量が3位、風力発電の発電量が6位、水力発電はトップ10外という結果でした。

ただ、同省は水力発電に関しても西部地域に大型施設を建設し、消費量も407億kWhになるなど、水力発電にも力を入れていっているようですので、2021年末時点では水力発電もトップ10入りを果たしてくるかもしれませんね。

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