私がダウン症に特化した理由
本日3月21日は【世界ダウン症の日】
そんなピッタリの日に、
【私がダウン症に特化した理由】
を書いてみました☺️
拙い文章ですが、読んでもらえたら嬉しいです♡
『どうしてダウン症なの?』
ダウン症に特化した理学療法士として
活動を始めてから沢山の方に聞かれました。
Brightを立ち上げた当時
私自身その理由をうまく説明できなくて…。
(本能のままに活動してたので笑)
なんでこんなにもダウン症のリハに一生懸命なのか
自分でもよく分かっていませんでした。
Brightの活動を始めてもうすぐ2年になります。
活動の中で少しずつ整理できてきたので
今日は皆さんにお伝えします。
子どもの頃の夢
幼稚園の頃から高校生までずっと、
保育士になる事が私の夢でした。
子どもの頃から子どもが好きで、特に赤ちゃんが大好きでいつも小さい子にかまっているような子どもでした。
スポーツでのケガ,手術をきっかけに私の夢は保育士から
スポーツの現場で活動する理学療法士になりました。
大学に入り学んでいくと、スポーツ分野での活動は難しく、理学療法士の大部分が高齢者のリハビリに従事するという現実を見ました。
「私のやりたかった事はこれじゃ無いかも…」
と思う毎日でした。
そんな時《小児リハビリ》という道がある事を知り
小児施設の実習経験からも(彼とのお話♡)
【自分には小児の道しかない!】と
就職を機に茨城へと引っ越してきました。
でも私の心の中には、
《赤ちゃんと関わる仕事がしたい》
という想いはずっとありました。
私が理学療法士になった10年以上前は、
そんな道はほとんど無くて、
「赤ちゃんと関わる仕事?そんなの無いよ。」
とよく言われました。
小児リハビリを始めていくと
子ども達が本当に可愛くて、
一人一人の人生を共に歩ませてもらえる
小児リハビリの仕事が大好きになりました!
ダウン症の赤ちゃんとの出会い
生後1ヶ月のダウン症の赤ちゃんのリハビリを担当させてもらった事が大きなきっかけとなりました。
まだ首も座っていない、生まれたての赤ちゃん。
とても可愛くてとても神秘的でした。
この子の人生と家族の人生を背負ったような気持ちで、とにかく必死にリハビリを行いました。
ダウン症に関わる書籍や論文、
赤ちゃんの発達に関する書籍、
そして周囲の先輩にも沢山相談しました。
この子を担当した当時は今ほど情報は多くなく
参考書に乗っているダウン症のページは少なく、
どの資料にも同じような事がざっくりと書いているだけでした。
ダウン症のリハビリに詳しい人も少なく、モヤモヤしながらも、自分で道を切り開いていくしかないと感じ日々勉強していました。
担当した子がすくすくと発達していく中で、
今まで他の子で見られていたダウン症特有の発達(コンパスでの起き上がり、いざり移動、四つ這い未経由)が少ない事にも気が付きました。
『適切な時期に、適切なリハビリができれば、こんなにも発達は変わるのか』と驚き、外部の症例発表にもその子の事を出させていただきました。
ダウン症の子の発達の素晴らしさと
ダウン症に詳しいセラピストの少なさから
【自分が一番詳しくなろう!】
と思ったところからダウン症の子のリハビリに
熱心に取り組み始めたのかもしれません。
自分が一生懸命になれる事が見つかったような気がしました。
一生懸命になれる理由
ここまでもっともらしい理由を書いてみましたが、
結局のところシンプルに
【ダウン症の子が可愛かった】
そこに着地します。
これはYouTubeで特集されていた
PICUの医師の言葉です。
私も同じで、超怠け者なんです笑
でも、可愛い子ども達の為なら
無条件に一生懸命になれると思いました。
小児理学療法士になったのは子どもが好きだから
子どもが好きという理由で小児の道を選んだ人って
実は少ないんです。
《障がいのある子どもの支援がしたい》
《家族に障がい者がいた》
《自分自身が生きずらかった》などなど。
それぞれが色んな想いで小児リハビリの世界に入ってきています。
私ほど、単純に【子どもが好きだから】だけで
小児PTになった人は珍しいんじゃないでしょうか?
シンプルに子どもが好き。だから一生懸命になる。
そして、頑張っている家族の味方になりたい。
だから私はダウン症に特化した理学療法士になりました♡
おしまい🙌
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