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めんどくささも、悲しさも、悔しさも、人生を彩る大切な感情。

春季地区大会終了。

女子は団体優勝、個人優勝・準優勝・3位2人・ベスト8に6人入る。
ここまで頑張ってきた成果だし、素直におめでとうと言いたい。

一方で、男子は団体3位。個人入賞なし。
団体戦。僕はベンチに入れなかったが、遠目からずっと観ていた。
ほんとに、ほんとに、ほんとに悔しかっただろうな、という負け方だった。
予選リーグで、優勝した学校に勝利。予選を1位通過した。その直後の決勝トーナメントの準決勝で、他の学校に惜敗。
結局、予選リーグでうちの学校に負けて2位通過したところが男子団体の優勝校となった。
これほど悔しい、歯がゆい終わり方もないだろうと思う。
負けるつもりで試合に臨む選手などいない。
選手全員にお疲れ様と言いたい。
ただ、僕の中では敗退の要因はいくつか浮かんでいる。
今日は全力を尽くした。が、それ以外のところで改善できるところはあったと思う。
それは全て僕の責任であるから、次、選手たちの喜ぶ顔が見れるように、僕が考えた課題を明確に伝えようと思う。

男子女子に関わらず、個人戦で悔しい思いをした子はたくさんいた。
みんな、2年間、卓球を続けてきた子達だ。
練習に気持ちが乗らない時もあっただろうけど、そういう時も自分に厳しく、自分に向き合い、練習に取り組んだ子たちだ。
3年生引退まで残り数ヶ月。どういう時間、どういう空間をつくるか。また夢を描こう。

部活動というのは、不思議だ。
僕自身、小学校から高校まで剣道部で、正直「楽しい」と思うのは部活の仲間と遊ぶ時くらいで、部活の練習や大会で楽しいとか面白いとか思った記憶はほとんどない。
とにかく「やらされている感」が大きかった。
「やらなくていいよ」と言われたら、即刻辞めていたと思う。
でも。
部活動の記憶は結構この身体に残っている。楽しい記憶ではないかもしれないけど、残っている。
不思議なものだ。
人は、ストレスを感じながら得たものがあると幸福感が増すらしい。
ストレスを避け続ける人生を送っていると、幸福度が下がるそうだ。
部活はめんどくさい。だるい。ないほうが自由だ。
確かにそうかもしれないけど、人間は不思議なもので、そういう面倒なものからも色々と得るのかもしれない。

めんどくささも、わずらわしさも、喜びも、悲しみも、悔しさも、楽しさも、希望も、絶望も。
全部、人生を彩ってくれる大切な感情だ。

僕も今日、生徒のみんなと一緒に感動と悔しさを味わった。
豊かな時間を、ありがとう。

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