【自己紹介と不動産経営について】
はじめまして。大城幸重 (おおしろ・ゆきしげ) と申します。
サラリーマンの間で不動産投資がブームとなってから数年が経ちました。
融資も徐々に厳しくなり始め、物件価格高騰のピークは過ぎたと言われますが、まだまだ盛り上がりを感じます。
関連書籍もたくさん発売され、
「中古のRC造マンション、築古の木造アパート、かなり古い戸建物件といった高利回りの物件を購入する」
「都市部の狭小マンションに投資する」など、
小資金で始められ、大きく儲かる!
そんなことを謳った、様々なノウハウを解説した本がたくさん書店に並んでいます。
しかし、どのような方法にもメリットがあれば、デメリットも存在するのが現実です。
儲かるはずの不動産投資がうまくいかず、後には空室が埋まらないボロ物件と借金だけが残った……という方々も、少なからずいらっしゃいます。
しかし、偉そうなことは言えません。私自身も、失敗を経験しています。
以前「安いから」という理由で購入した中古物件があります。
しかし買って数年後には、汚れてきた外壁を塗り替えたり、壊れた設備の入れ替えを余儀なくされたりと、古くなった分だけ修繕の必要が出てきました。
結局、最初は安く買えても、後からお金がかかるのです。
その点を織り込まず物件を購入して、私のように後から多額の支出があって困っている投資家も数多くいるということを耳にします。
また、地主大家に多いケースとして、「一括借上げがあるから、空室を心配する必要はありません」という甘い言葉にのせられて、個性のないアパートを新築してしまい後悔しているという声も聞こえてきます。
そこで私がおすすめしたいのが、
『地方の新築デザイナーズ・アパート投資』です。
新築デザイナーズ・アパートは、「初期費用が高くなりがち=利回りが低い」というイメージもあり、これまであまり注目されてこなかったと思います。
確かに、新築デザイナーズ・アパートは安いものではありません。
しかし、手間やコストがかかる分だけ、賃料も高くできるため、安定的な収益が期待できます。
しかも都心では競合も激しいですが、地方都市では競合が少ないため、オンリーワンの物件として圧倒的な競争力を持ちます。
その結果、高家賃でも入居希望者が続出し、長期にわたって安定して10%程度の利回りを確保できるのです。
いわば逆転の発想です!
実際に私は、この手法でいくつもの不動産投資を成功させてきました。
不動産は大きな買い物です。それでも多くの方は、私もそうだったように、将来のためを考えて不動産投資を行っていると思います。
せっかく将来のため、家族のために始めた投資を失敗に終わらせないためにも、新築デザイナーズ・アパート投資を多くの投資家に知っていただきたいと考えて、この度、本の執筆・出版を行う運びとなりました。
ここで、簡単に私自身の紹介をしたいと思います。
私はいわゆる地主系の大家で、祖父が所有するアパートの管理運営を手伝う形で15歳の時から賃貸経営に携わるようになりました。
自分自身が手がけた物件と言えば、相続で継いだアパートの建て替えをしたのが平成8年、28歳の時でした。それが、はじめてのデザイナーズ・アパート建築になります。
今から20年以上前のころですから、不動産投資という言葉もまだ聞かない時代。
サラリーマン投資家のバイブルとなるロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房) 以前のことです。
情報がまったくない中、手探りでデザイナーズ・アパートを建てたわけです。
その後、成功したり失敗したりを繰り返しながらも、「祖父から受け継いだ物件があるから」という消極的な理由で、何となく賃貸経営を続けていました。
そんな私が、改めて不動産投資に目を向けたのは今から約20年ほど前、平成12年のころです。
私は地方で長くサラリーマンをしてきました。
そして、結婚を控えたある日、将来に対して大きな不安を持ったのです。
「これから結婚をすれば、家も買わなければならないし、子どもが生まれれば教育費もかかる。
子どもが巣立った後の老後には、お金があるのか? 年金は大丈夫なのか?」
国の財政が厳しいということもあり、国をあてにするのではなくて、自分でその準備をしなくてはいけないと感じました。
では、その準備をどのようにしたらいいのか?
私は、「自分の得意分野で勝負すべきだ」と考えました。
実は私は、平成2年ごろに当時の株ブームに乗って、株式投資にチャレンジして手ひどく失敗した経験があります。
この時、私は「株式投資は、自分の力ではどうにもコントロールできない」ということを学びました。
だからこそ、前々から関わっていた賃貸経営を拡大する!
そのような発想をして、改めて不動産投資を強く意識するようになったのです。
こうして積極的に不動産投資を進めていくことを決意した私は、1棟ものの中古マンションの購入、土地からプランニングしたデザイナーズ・アパートの建築、海外不動産の購入、太陽光発電所の設置など、段階的に投資の規模を拡大していきました。
2017年の時点では、東京、京都、北関東や海外などの国内外に不動産9棟5室、太陽光発電所10基をすでに所有していました。
このように決して高収入ではない一介の地方のサラリーマンが規模拡大できたのも、金融機関から融資を受けて、地方における新築デザイナーズ・アパート投資を成功させてきたからに他なりません。
こちらのブログは、そんな私が行ってきた新築デザイナーズ・アパート投資のノウハウをまとめたものです。
決して高収入・高資産でなくても、サラリーマンのように安定した収入源のある人であれば、実践可能な内容となっています。
私は地主系大家であると同時にサラリーマン投資家でもあります。
言ってみれば、どちらのスタンスも経験しているため、両者の気持ちがわかります。
地主さんであれば「先祖代々の土地を守りたい」「相続税対策をしたい」という気持ちが強いと思います。
サラリーマン投資家さんであれば、「将来の不安に備えたい」「サラリーマンをリタイヤしたい」という気持ちが強いと思います。
どちらの立場だとしても、不動産投資を行う際には、高額なお金を支払ってマンションやアパートなどを購入したり建てたりします。
その際に大切なのは、ただ「買うこと」「建てること」ではなくて「どんな物件を買うのか、建てるのか」ということです。
不動産投資ですから、利回りの追及はとても重要ですが、その一方で、不動産投資は、住宅を貸し出して賃料を得る事業でもあります。
だから、入居者に選ばれる物件であるかどうかが大事なのです。
自分が賃貸経営をする時にいつも考えてきたこと。
それは、自分が入居者になった時に、そのマンションやアパートに入居したいと思うかどうかです。そこに住まう人の目線になることが大切なのです。
私はそのような視点でアパート作りをしてきました。
実際に、自分が作った物件に住んでみた経験もあります。すると、やはり数々の不便さに気付くのです。
そこで、その学びを次に建てる物件に活かす……その繰り返しで、私の所有する物件は、今やどれも相場よりも高い賃料が取れる人気物件となっています。
出版しました書籍、そしてこのブログには、そんな私が培ってきたノウハウを、可能な限りすべて詰め込みます。
新築デザイナーズ・アパートは見栄えがオシャレなだけのアパートではありません。
お客さん目線に立った部屋を創りあげることで、入居者から選ばれ、そして、より安定的な収入が入る.…という良い循環を生み出すものです。
こちらに書くノウハウは「安くて大儲けできる」といった内容ではありませんが、その効果のほどは、私自身が経験して証明しています。
こちらのブログが、従来にない新しい手法を採している不動産投資家・地主大家さんにとって、成功のヒントになれば幸いです。
令和元年9月吉日
大城幸重一
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