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人生で初めて読んだビジネス書を、あなたは覚えていますか?

人生で初めて読んだビジネス書って、なんだったか覚えていますか?

私は2007年に飛鳥新社から出版された、水野敬也さんの『夢をかなえるゾウ』が、初めて読んだビジネス書です。(正式には、自己啓発小説というジャンルになるのでしょう)

あらすじをザーッと説明すると
うだつの上がらない若手サラリーマンが、ある日ガネーシャという関西弁の怪しいゾウの神様に出会うところから始まります。
「成功したいなら、出す課題を全部こなせ!」的な流れになり、毎日出されるガネーシャからの課題をこなしながら、だんだんと成長していく物語です。

ちなみにどんな課題があるかは、貼り付けた画像が課題と、その課題の意味の一覧です。
11枚と大量になってしまったので、興味がある方はゆるっと読んでみてください。

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私はお恥ずかしながら、社会人になるまで、世の中に「ビジネス書」というものがあることを、知りませんでした。まじでw

小説や漫画や実用書はまあまあ読んできたのですが、それ以外の棚に目を向ける機会も、家にも一冊もなく、大人になりました。

そんな22歳の小娘が仕事に行き詰まり、最初にたどりついたのが、Yahoo!の「今売れてる本を試し読み」みたいな特集で、そこで『夢をかなえるゾウ』と出会いました。

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小説っ子だった私は「なにこれ超面白い!」となり、その日のうちに本を買いに行きました。

すぐに読破し、明確なノウハウに「え、これ、全部やれば成功できるの? 親切な本が世の中にはあるもんだ!」と思い、そこから私の中で自己啓発ブームが始まり(今も好きだけど)、自分探しがスタートし、ビジネス書をたくさん読む生活に変化していきました。

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夢をかなえるゾウにはその後続編がいくつも出版され、それも全部読んではいました。
でも、だんだんと私も年齢を重ね、ノウハウを全部やっても成功できるかはわからないと知り、
ビジネス書を読むことが日常になり、
作ることが仕事になり、
いい本に出会ったとしても、あの感動ほどのものを、味わうことはなくなっていきました。

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そんな出会いから12年たった2019年末。
なんの気が向いたのか、私は本棚にある『夢をかなえるゾウ』をもう一度手にとり、読むことにしました。

多分妹が年末インドにいて、ガネーシャを思いだしたからだと思います。

12年たっても軽快な文体は変わらずで、面白いなあと思いながらどんどん読み進めていくのですが、ふと、気づくことがありました。

ガネーシャが出す課題にも、明確に
「今は当たり前に出来ていること」
「まだ全然できてないこと」
2つがあることに、気づいたのです。

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そしてこの本が、ただ課題を伝えながら進むオモシロ小説だと思っていたけど、実は明確に「意識」に訴求した課題と、「行動」に訴求したものがあること。その意識についても

・自己管理に訴求しているもの
・他者貢献に訴求してるもの
・自分探しに訴求しているもの

の3つに別れていることに気づくことができました。

ちなみに私が全然できてないなと思ったのは「他者貢献」に関連した課題でした(笑)。
来年はこれ、がんばります。

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この本が私にとっては凄くいい本だと思っているのですが、好き嫌いがあるから、手放しに「おすすめです〜!」と言いたいわけではありません(でも、凄くやっぱり面白いよ)。

ただ、ビジネスが12年前より売れなくなり、でも12年前より沢山出版されるようになった今、みなさんは最初に味わった感動を、今も憶えていますか? と、聞いてみたくなったのです。

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また沢山読むことが偉いとされがちな読書ですが、
1冊をしっかり理解する大切さ。
その1冊に書かれたことを、丁寧に行動に起こす大事さを、忘れてはいやしませんかと、自戒の意味や発見の新鮮さも込めて、今回まとめました。

私の12年後の読書体験には、懐かしさと、思わぬ自分の成長と、そして次の課題が詰まっていました。

次に読むのは、46歳(12年後)なのかな。
さすがにもうやり残しはない状態で読みたいものですが、今年も沢山の本に出会い、そして沢山の気づきと行動を起こしていきたいと思ったのでした。

↓あと4枚で課題全部です(笑)
全部読んだ人、凄い! 今年はいいことアルヨ!

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