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健やかに暮らす、瞑想の取り入れかた

最近、瞑想を朝晩の習慣として続けています。

瞑想とは、お寺でよくある、あぐらをかいて目を閉じ、深い呼吸をして、精神統一をして、グラついたらお坊さんが後ろからバーン!!!

なんてイメージを持たれ思われがちですが、大体あってます。(ちなみにバーンと叩くのは臨済宗でおこなわれる方法です)

最近ではGoogleが開発した 「マインドフルネス瞑想」 をビジネスのために始めたり、ヨガの延長で瞑想をする人も増えています。
「一体瞑想って、どれが正解なの?」って思う人もいるかもしれませんが、全部 「瞑想」 というジャンルの一派です。つまり、ぜんぶ正解なんですね。

私は5年くらい前に瞑想にハマった時期があり、当時はお寺や瞑想センター(名前だけ聞くと怪しい)に行き、いろんな流派を体験した時期があります。

ちなみにそのご縁で、こちらの本も編集協力で参加させていただきました。
今でも電子書籍がコンスタントに売れているようで、嬉しいです。



■瞑想って、難しいものじゃない


瞑想の良さ、やり方はある程度知っている私です。
しかし、毎日習慣として続ける生活からは数年離れていましたので、まずは朝晩どちらか5分の継続からスタートしました。

だんだん慣れてきて、気持ちよさも思い出してきたら、朝晩ともに5分の瞑想時間にアップ。

そして今ではさらに伸びて、朝晩10分を毎日のルーティーンとして続けています。

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■代表的な瞑想の種類を紹介


瞑想をいざ初めてみようとネットで調べると、やり方や流派についての解説が、色々出てくると思います。

冒頭でも書いたように、瞑想には流派がいくつかあり、やり方(具体的な行動ではなく、意識の向け方とか)が変わっていきます。
ここでは代表的な流派と、私が普段やっている瞑想について少し紹介します。

・マインドフルネス瞑想

「『今、この瞬間』を大切にする生き方」を大切にする瞑想方法です。

近年ではGoogleやAppleでも研修で取り入れているといい、ストレス軽減効果や集中力の向上などが見込まれ、医療の分野でも取り入れられています。

基本のやり方は、姿勢をスッと整え、リラックスして座り、目を閉じます。そして、深い呼吸に意識を向けます。

呼吸から意識がそれたら、それに「気づく」こと。そして「良し悪しの判断をしない」ことを大事にし、また呼吸に意識を戻します。

これの繰り返しで、思考の動きを止めていきます。

応用として、歩きながら歩行に意識を集中させる「歩行瞑想」や、体の変化のみに意識を巡らせる「ボディスキャン」などもあります。

・ヴィパッサナー瞑想

仏教系の瞑想の1つで、マインドフルネス瞑想の源流ともいわれており、「今、この瞬間のありのままの現実の変化を観察し続けること」を瞑想中におこないます。

具体的には、マインドフルネス瞑想が呼吸に意識を向けるのに対し、ヴィパッサナー瞑想は、瞑想しながら自己観察をして、意識がそれた自分や、外の環境の変化に「気づき」を得ていく瞑想です。

例えば、瞑想中に外からの風に気づいたら、「風だな」とラベルを貼る。声がどこかから聞こえたら、「声がする」とまたラベルを貼る。
雑念が入ったら「考え事をしている」というラベルも貼ります。

こうして、自分の意識や外の世界の出来事の1つ1つに意識を向け、気づきを得ていくことで、思考を止めて深い気付きや気持ちの浄化を図っていきます。

・サマタ瞑想

別名、一点集中瞑想ともいえるサマタ瞑想。

こちらは、意識と心を特定の何かに向ける瞑想です。
例えばキャンドルの炎や壁の絵、音楽やマントラ(瞑想がはかどる呪文みたいなもの)など、自分以外に意識を集中させる瞑想法です。

マインドフルネス瞑想とヴィパッサナー瞑想とくらべて、集中力にフォーカスした瞑想といえます。
深い集中力が得られると同時に、心の落ち着きやインスピレーションが得られる、なんて効果もいわれています。


3つ有名なものを紹介しました。
これらはどれも仏教系の瞑想であり、比較的初心者でも始めやすいものだと思っています。
調べると他にもたくさんの瞑想法が出てきますが、それくらい種類や考えが深い分野なんですね。


■私の瞑想のやりかた(アレンジあり)

私はどんな瞑想をしているかというと、ちょっと自己流アレンジも入っています。

マインドフルネス瞑想とグラウンディング(大地と自分が物理的にもエネルギー的にもしっかり繋がること)をしながら、エネルギーを体の中に流す瞑想です。

基本は座り姿勢で目を閉じ、深い呼吸をしていきます。意識は呼吸に向けきるのではなく、大地から体にエネルギーが流れるようなイメージをしていきます。

エネルギーって言うとちょっとスピリチュアル的ですが、 ”体全体の流れ” のようなものに意識を向ける感じです。

体のどこかで詰まっていると感じる場所はないか、
不安感などの感情の滞りはないか、
物理的なコリはないか、

などをさぐり、それを大地からのエネルギーと呼吸で流すイメージです。

■瞑想を習慣にして感じたメリット

と、まあ私のやり方は参考程度にしてもらって、こうした瞑想を習慣化してはや1ヶ月近くたちました。
どんな効果を実感しているか、簡単にご紹介します。

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・心の平穏を感じる瞬間が増えた

1番はここ。私はもともと感情がちょっとした一言でぶれたりしがちなのですが、瞑想を続けると、どっしりとしていられる時間が増えたように思います。

マインドフルネス瞑想は「今」に意識を向ける行為です。
普段頭を使って考えていると、意識はすぎたことや(過去)、起きるかもしれないこと(未来)、に飛びがちです。

習慣としてこの意識を「今」にとどめておくことで、メンタルにも良い影響があるのだと思います。


・直感的な気づきが増える

すごいイマジネーション力やアイデア力が上がる! というわけではないです(笑)。
ふとした時に「あ、これはこうした方がいいかも」「今これやりたいかも」みたいな、ささいな本音や思いつきを直感的に感じる瞬間が増えました。

そしてそれを実行してあげると、とても幸せになれます。

頭で考える生活が習慣化した結果、感情や感覚など、いわゆる ”本音” を捉えにくくなっていたんだと思います。瞑想することで、繊細に色んなモノをとらえることが増えたんだと思います。


・心の底から、ふと幸福感が湧くときが増えた

なんか宗教じみていますけど、そんな話じゃないです。
本当に突然、ときどき、「あ、なんか、私、今満たされてる」みたいな、不思議と幸せな気持ちになることが増えました。


・作業に集中できる時間が、そういえば長くなった

そういえば、くらいのことですが、仕事で作業する際、1回で集中できる時間が少し長くなったように思います。

でも、もともと長時間集中するのが苦手なタイプだったからこそ、感じることかもしれないです。


大体、こんな嬉しい変化が私には起きています。
こうした実感が増えていくと、瞑想はやるべき習慣から、続けたい習慣へ、そして続けないと気持ち悪い習慣、に、変わっていっている頃だと思います。

コチラの本も、手前味噌ですが瞑想の入門書として凄くおすすめです。
ぜひ読んでみてください。


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