見出し画像

Oshicoco創業の想い

こんにちは!
推し活応援メディア編集長「ほた」こと、株式会社OshicocoのCEO多田夏帆です♡

Oshicocoは、2022年1月から「株式会社Oshicoco」としてのスタートを切りました。
このnoteでは、今まで話せていなかった「何のためにこの会社をやっているのか」「なぜ会社を立ち上げたのか」というお話をしようと思います。

Oshicocoや私に、少しでも興味をもってくださった皆様にちょっとでも「そんな考えでやってるか~」ということが伝われば嬉しいです✨

目次

  1. Oshicocoに込めた想い

  2. 「若者の自己肯定感を上げなきゃ!」と思ったライター時代

  3. 自分の「スキ」を信じることならできる

  4. 「推し活」で自分を好きになる

  5. まとめ


Oshicocoに込めた想い

私は、

現代人の自己肯定感の低さを解決したい
とにかく社会を良くしたい!生きやすくなる人を増やしたい!

と思ってOshicocoを運営しています。そう言うと、すごく壮大に聞こえますね(笑)でも本気でそう思って、毎日働いています。

23歳の私が、なんでそんな壮大なことを考えるようになったのか。
それは大学時代に全力で取り組んだ「MERY」でのライター活動と高校時代のある個人的な経験に基づいています。


「若者の自己肯定感を上げなきゃ!」と思ったライター時代

この強い想いを持ったのは、「MERY」でのライター活動がきっかけでした。
「MERY」は10~20代女性を中心に人気を誇ったメディアで、美容やファッション、恋愛、ライフスタイルの記事を発信しています。私はそんなMERYで大学1年から4年までインターン生として働いていました。


「女の子のためのファッション情報アプリ」として、10~20代女性から圧倒的な支持を集めたキュレーションサイト/アプリです。


◇365日、感じたことは全てメモする生活


その4年間で、ひたすら毎日考えていたことが、「今の若い女の子は何を感じて、何に悩んでいるのか」ということです。
単なる発信ではなく、心に響くメッセージや体験を届けるためには、ターゲットである同世代の女の子たちを誰よりも理解できる人にならなきゃいけない。そう思って、毎日人間観察とSNSチェックを重ね、「感じたことは全てメモする」生活を送っていました。

見返してみたら、「ガチで毎日」メモが残ってました。


毎月10~30本の記事を書き続けて、その反響を見てまた考えて・・という大量のインプットとアウトプットを4年間重ねた結果、ほとんどの悩みは「自己肯定感の低さ」から生まれるものだと、ふと気がづいた瞬間がありました。

◇すべての悩みは「自己肯定感の低さ」に起因する?

というのも、やっぱりコンプレックス解決系の記事が一番反響をいただけるんですよね。それって、みんなコンプレックスに悩んでいるからだし、何でそんなに強いコンプレックスを抱くのかというと、今20代前半くらいの私たちって、「SNS」という他人と自分を比較するための最高のツールみたいなものと繊細な10代を一緒に過ごさないといけなくなった人類最初の世代(笑)だから。

何かと人と比べる機会が多くて、自己肯定感が下がってしまって。その低さが色んなお悩みを生んでいるのだな、と。

じゃあ、どうやったら自分を好きになれる人、ハッピーに人生を送っていける人が増えるんだろう?そう考えて自分の経験を振り返ったとき、「推し活」が一番有効な手段だと考えました。

自分の「スキ」を信じることならできる

自分自身を信じることは難しくても、
自分の「スキ」を信じることはできたり

自分で自分を律して頑張ることは難しくても、
それを日々の糧にして頑張ることができたり。

自分の人生を振り返っても、自分に自信がない自分が何か一歩踏み出す、頑張るときはスキの力を信じることが必要だったなと気が付きました。
(簡単に言うと、来月の推しのライブのために、試験勉強や部活を頑張ろう、みたいな感じですね)

もちろんスポーツ選手のように、自分自身を信じて、自分一人で自分を律していけたらそれがベストなんだろうけど、実際問題、人間そんなに強い人たちばかりじゃないから。
それぞれが問題を抱えながら生きているから、誰かの力や助けを借りることは間違いじゃないと思います。

そんなに強くない、現代の私たちに必要なのは「スキ」なもの、人
そしてそれを信じることだと思いました。

「推し活」で自分を好きになる

◇推しに救われた、絶望の高校時代

何より私自身が、「推しに救われた」命を生きています。
高校時代、その後しばらく、フラッシュバックなどのPTSDに苦しむことになるくらいの、マックスまで自己肯定感を失ってしまう出来事を経験しました。
(詳細を書くことは避けますが、心身ともに傷つけられる、非常にショッキングな経験をしました。。周りの方のためにも一応書いておくと、いじめや家族関連の出来事ではないです><)

その当時はどん底まで落ち込み、社会に対する怒りの気持ちで頭がいっぱいになってしまい・・・勉強も部活も、何も手につかなくなってしまいました。ただ、暗めのフランス映画とマンガをず――っと見てるだけの生活。
その時期はそんな自分が情けなくて、自己肯定感がマックスまで落ちてましたね…(今思うと、そうやってひたすら芸術作品を摂取する時間を10代で持てたことは、一生の財産なんですけどね)

◇ハガレンで“気づき”を得る

そんな苦しい時期の自分を救ってくれたのが、マンガ『鋼の錬金術師』
特に当時大好きだった「マスタング大佐」です。

人生の教訓にしている作品。
好きすぎて、マスタング大佐のセリフを墨と筆で書いて部屋に貼ってる時期などもありました。

戦争で身も心もボロボロになっても、自分が守りたいものを守るために
傷だらけのまま戦い続けるマスタング大佐を見て、
ああ、自分だけが落ち込んだままじゃいけないな、と。

傷が癒えないままでも前に進んだ人こそ、強くなれる。
この傷を味わった人間にしかできないことが必ずあるから、
前に進まないといけない、
とわかったんです。

その気持ちをもとに、大学入学後にライターを始めました。
ちっぽけでも、この不条理な社会を変えるために社会に対して「発信」をしようと心に決めることができたのです。

そこで想いを持って発信と研究を続けていたらありがたいことに多くの人に反応をいただくことができるようになりました。

1年間で100記事くらい書いたり、1記事で150万人くらいの方に見てもらったり、、。結果というよりかは、その結果を生み出すまでの過程で少しずつ自分に自信をつけていくことができました。

つまり私は、「推し」を通して人生を変えることができたのです。

「スキ」を信じることで自分のことまで好きになっていくことができると、自分の人生を通して実感しました。

エンタメには、「推し活」には、人生を変える力があります。

自己肯定感が低い世界中の人たちに、「推し活」を通して自分を好きになれるんだよと伝えていくことが、
私の人生、Oshicoco社の使命だと、今は思っています。

まとめ

長々と書いてしまいましたが、

  1. 高校時代に経験したひどい事件で社会への怒りを持つ

  2. 起こって恨んでウジウジしていても仕方がない、戦わないといけないと、「ハガレン」を読んで気が付く

  3. 「MERY」で発信を始め、社会に向き合い初めて、この社会は人々の自己肯定感が低すぎる、この課題を何とかしないといけないと強く感じる

  4. 自分の経験を振り返って、自己肯定感を高めるには、「スキ」を信じること=「推し活」だと思う

  5. Oshicocoの立ち上げへ

といった感じです。だいぶ端折っていますが(笑)

ガーリーな雰囲気が大好きだし、普段もかなり明るい人間なのであんまりそう見えていないかもしれませんが、社会への怒りとか、立ち直れないくらい辛い経験をした人への共感の気持ちとか、そういう生きづらさを抱える人たちがもっと生きやすくなるように、社会を変えたいという気持ちだとか…

そういう信念で構成されているのが、私という人間でOshicocoのサービスの根底にあるものです。

まだまだ経営者として何もかも未熟な私ですが、この信念と誠実さだけは何があっても失わずに、日々邁進したいと思っています。

今日話したのは、Oshicocoというサービス、会社全体に対しての気持ちなのでまた別の記事で「推し活応援メディア」「推し活モール」についての信念や、私の歴代のマニアックすぎて誰も分からない可能性がある推したちについても書きます!!!

最後まで読んでいただきありがとうございました♡

2022年7月28日
Oshicocoほた

過去のインタビュー、出演などまとめ

■2022年1月19日
エンタメ社会学者、中山淳雄さんの 「推しもオタクもグローバル」連載記事 第7回掲載

■2022年3月3日
日経ライブ「推し活の消費行動学」出演

■2022年5月16日
 ITmediaビジネスオンライン「ホテルの推し活プラン」解説掲載

■2022年6月17日
BSテレ東「日経ニュースプラス9」出演
注目市場「推し活」オタクと何が違う?【Zのギモン】

■2022年7月23日
NHK
「伊沢さん、 自分の好きなもの自信を持って好きって言えますか?」

関連リンク





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?