日本への想い

先日、いつものように留学生と日本語でおしゃべりをしていました。オンラインでありがたいことに日本にいても留学生と繋がれるのはすごく嬉しいことです。本来の留学の形とは違いましたが、オンラインにはオンラインなりの良さというのももちろんあり、今まで誰も経験することができなかった留学であったと自信を持って言えます。

さて、話は変わりますが、私が先日お話していた彼。実は今年の9月から、小さいころからの夢であった日本への留学の切符を手にしている一人です。アニメを見て日本文化について興味が湧き、日本語を学ぼうと決めたと言っていました。そんな彼が現在心配していることは、果たして日本に留学することが可能なのかどうかということ。残念ながら、私にはその決定権はありません。日本に来たいと思っている多くの方が、日本に来ることが出来ない現状はものすごく辛いです。5月末に日本と留学先の大学からの承認を得ることが出来れば、留学は可能らしいですが、現実的に考えて実現可能なんでしょうか。皆さん知っての通り、政府は先日、緊急事態宣言の延長を決定しました。そして期間は5月いっぱいです。

飲食店で働いている方、夜のお店で働いている方たち、多方面で様々な思いの中で、悩まれていることは計り知れないです。経済は停滞し、ワクチンの接種時期はわからず、ただただ自粛をすることしかできない。十分な収益を得ることは困難であるが、具体的な対策はまだ打ち出されていない。国民全員がどうしたらいいのか、これからどうなっていけばいいのかわからない状況だと思います。そして、悩んでいるのは日本国民だけではありません。

コロナ過に留学なんて、、、と批判される方もいるかもしれません。まずは国内でしっかりと対策をしなければいけないだろという意見も重々承知の上です。でもこんな日本に来たいと思ってくれている方も、ものすごくいるというのも事実です。対策が正直上手くいっていない日本に来たいと思ってくれているなんて、なんて幸せな国なんだろうという気持ちになります。

5月の末になるまで現段階の状況がどれほど緩和されるのか、どれほど改善に向かっているのかはまだわかりません。そして留学の判断がどのようにされているかも検討も尽きません。しかし、実際に私も留学をしたからこそ、留学が無事にできてほしいなという想いもあります。毎週土曜日に行っている留学生の日本語チューターのような業務も自然と熱が入ってしまいます。

今日も読んでくれてありがとうございました。また次回。