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教師の課題

はじめに

 6月もまもなくおわり、7月に入ろうとしている。ここまで来ると、こどもたちも夏休みを楽しみにし始める頃だね。勘違いをしている人がいるから、明確にしておくけど、夏休みでも「先生たちは働いている」からね。こども同様おやすみなわけじゃないからね。普通に勤務なんだからね(笑)
 今日は先月教師の魅力を記事にしたので、それと対をなす「問題点」も挙げてみようと思います。いいことだけ言うと偏りになってしまうからね。ちなみにまだ「魅力」のほうを読んでないかたは、こちらからどうぞ

教師の問題点

1 労働時間の長さ

 教師の残業はなかなかえぐい。しかもその残業はそのほとんどが「サービス残業」といわれる手当てのでないものだ。中には残業が100時間を超える強者もいる。教師の仕事は「こだわろうと思えば、いくらでもこだわれる」ので、真面目な人ほど、長い時間をかける傾向がある。それに加えて、よくわからないが、教員の世界には「遅くまで職員室にいる美徳」みたいなものがある。あまりに早く帰ると、白い目が向けられることもある。このような理由から、過労死ラインを遥かに超える残業が余儀なくされることがままある。これはおそらく個人の仕事のやり方だけでクリアできるものではないので、学校運営全体を見渡して、是正しないといけない。その時に足かせになるのが、次に挙げる問題点だ。

2 圧倒的な前例主義

 公務員はみんなそうかもしれないが、教員は「昨年と同じ」が大好きな生き物なんだよね。大きな変化をもたらすことには非常に消極的である。つまり、スクラップ&ビルドがなかなかできない。なんとなく続けてしまうことが、相当数あるといえる。最近はコロナの影響をプラスに変えて、なんとか変革に乗り出している学校も増えているが、まだまだ足らないだろう。本当に必要なものを見極め、自分が責任をとるくらいの意識で前に進めないと、この問題はずっと続いてしまう。

3 管理職に雇われているわけではない

 一般企業は、職場に社長なり、上司がいて、その人が人事権をもっている。つまり、その人たちに評価されないと「居場所」がなくなるというリスクがある。一方、学校における現場の長である校長は、直接我々を雇っているわけではないので、人事権はほとんどない。もちろん、クビにすることなんかできない。だから、わがままな教員は好き放題できる。管理職からの依頼をためらいなく断れる。だから、学校の構図として「真面目な人」「仕事ができる人」に業務が一極集中し、不均衡な働き方になり、優秀な人材が流出するような流れが仕上がってしまう。何らかのかたちで、現場の努力フィードバックしなければならない。

おわりに

 こんだけ色々書いたけど、オレはなんだかんだこの仕事を選んで、生活している自分に満足しているし、教師はいい仕事だと思っている。ただ、改善しなくていいわけではないし、問題意識がないわけではない。ただ、オレみたいな一介の教師がわーわー言ったところで大きく変えることはできない。でも指をくわえて見ているだけも嫌だ。自分の周りから、いや、周りだけでも少しずつ変えていけるようにしたいなぁ…
 話は変わるけど、明日はテストの採点があります。その進み具合次第では、簡素化された記事になるかも知れないけど許してね(笑)

それでは、今日も一緒にいい日にしよう。

おまけ

@oshaberi_sensei

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♬ 紡ぐ (Piano Ver.) - とた


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