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記憶ではなく記録したら身軽になった

昔、仕事がだんだん忙しくなってきて「記憶ではなく記録しよう」と方針を変更しました。基本的に頭に入れて行動するというスタイルではなく、覚えようとせず記録して参照するスタイルに意識も行動も変えたのです。そうしたら、すごく自由で身軽になれました。

すべてを手帳に書くようにしてみた

記憶するといっても、大事なことは手帳に書き込んでいました。でも、すべてを書くのではなく、忘れちゃいそうなことや忘れたら困ることは書き、大抵のことは記憶するというスタイルでした。

でも、記憶違いがあったり、相手との認識のずれがあったり、忙しくなると予定を間違えてしまったりしそうになってきて、一部を書くという曖昧な方法ではなく、全てを書くという方法に切り替えたのでした。

そうすると、手帳がそのまま日誌のようになりました。もちろん、並んでいるのは予定なのですが、全部書いてあるので、横に記録を付け加えたりするようになり、手帳が最強ツールとなりました。

手帳を落とすと自分の一部も消失する

記憶から記録に変えてしばらくすると、身軽さと自由さを感じるようになりました。不思議なもので、「覚えよう」という気持ちがなくなると予定を覚えていられなくなり、夜になると「明日の予定は…」と確認するのが常となりました。

それで色々うまくいっていたある日、手帳を落としました。どこに落としたのか分からず、探しても探しても見つかりません。

そうなると、大パニックです。連絡先も同じ手帳に書いていたので、予定がぜんぜん分かりません。2ヶ月くらいは「今日、誰かと約束があるのかも…」とびくびくしながら過ごしました。

その経験から、デジタルに切り替えてバックアップを取ろうと考えるようになりました。

デジタル化で解決!その先は…?

そんなのスマホに記録すればいいだけでは? と若い方は思われるかもしれませんが、僕が手帳を落として大騒ぎしていた当時、まだスマホはありませんでした。

Macintoshはあったものの、クラウドがないのでバックアップは手間でしたし、何より出先で開けません。そこで、VisorというPDAを利用して同期をかけるようになりました(何それ?という方は下記をご参照ください)。

それが、iPhoneが発売されて何もかも解決され、現在に至ります。

記録に切り替えて頭に余白が

記憶力というのは衰えていくものだと思うのですが、僕のように早い段階で記憶から記録に頼るようになると、その影響が少なくなります。間違えなく衰え続けているはずなのですが、影響は限定的です。

また、先ほど「身軽になった」と書きましたが、いままで「覚えておかなきゃ!」と思っていたことが手放せたので、なんだか脳の空き容量が増えたような感じがしました。

僕はつい考え過ぎてしまって頭が忙しくなりがちなので、記憶ではなく記録はとても性に合いました。記憶力には自信がある!という方にも、メリットのある方法だと思っています。

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