学びや気づきを、日常生活に持ち込むには?
「場づくり」についてじっくり学ぶクラスを、2010年からやっています。
学びや実践を通して、みんな仲良くなれます。
座学だけでなく、受講生の方との出会いやつながりも、
これらのクラスの大きな魅力だと思います。
クラスの後は、「自主的な学びの場」がもたれたり、
延長戦として「アドバンストクラス」が開催されたり、
楽しい「飲み会」が開かれたり!
でも…ずっとどこかで「ひっかかり」を感じてきました。
*
日常と離れた「場」でなにかを学んだり、気づいたり。
その「学び」や「気づき」を、日常に持ち込み、
キープする(保つ)ためには、どうすればいいのか?
その場の人間関係が続くだけでは、日常は変わりません。
気づく前の日常生活が隙間なく出来上がっていると、
「気づき」は「異物」で、居場所がないからです。
だからこその「場づくり」なのですが、
クラスが終わったら「あとはみなさんで」では、
ちょっと不親切だったなと、反省しています。
今回は詳しく書きませんが、かつての僕は、
「気づき」を日常生活で保つために、
それはそれは苦しい思いをしたのですから。
*
自分たちが「主体」となって取り組むからこそ、
意味のある「場」というのがあります。
一方で、
「自分でも場をつくるけど、クラスの受講生みたいに、
参加者の立場で行ける場もほしいよ」
という声もいただきました(これには納得)。
そういう新しい「場」についても、
考えていきたいと思っています。
・・・・・
一番大切なことは、いつも自分の内側にあります。
\あなたへのQuestion/
あなたが、日常生活でも忘れずにいたい、
「大切にしたいこと」は、どんなことですか?
長田英史(おさだてるちか)|プロフィール
NPO法人れんげ舎代表理事。「場づくりクラス」講師。まちだNPO法人連合会会長。
1972年、神奈川県茅ヶ崎市生まれ。和光大学経済学部経営学科卒業後、同大学人文学専攻科教育学専攻中退。教育学や心理学、運動論、身体論などを学ぶ。1990年、在学中にかかわった「子どもの居場所・あそび場づくり」の市民活動に学生ボランティアとして参加し、卒業後は就職せず、それを仕事にする。
いわゆる中間支援組織ではなく、自らも現場で活動する「プレイヤー」として、「場づくり」の哲学とノウハウを共有し続けている。
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