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子どもに任せます、の範囲

「子どもに任せてますから」

と、親が言うにしても、範囲があると思う。

ちょっともやっとしたので、今日はそのお話。


わたしは、子どもの習い事の先生をしている。ジャンルは料理だ。

子どもたちも、いろんな習い事をしてきた。
娘は、バレエ、水泳、テニス、合唱。
息子は、サッカー、サッカー、華道、茶道。


サッカーだけ、チームスポーツ。
あとは、そんなに仲間意識があるわけじゃなかった。

辞めるとき、
わたしは決断を子どもに任せているが
そこは大人の手を出す範囲でしょ!と思うことがある。



例えばバレエを辞めるとき。

「発表会までは通ってください。もう、お嬢さんが入るという前提で振り付けも作ってるし、レッスンも始まってるので」

至極真っ当だし、
「こちらこそ、ごめん」と思う。
だから、お腹が痛くなるとか、
レッスンで吐いちゃうとかない限り、行くように促してた。

発表会が終わったらやめます、と言ってあったけどね。


それ以外は個人プレーなので、
子どもに任せている。テニスもシングル専攻だったし。


わたしが主催している料理教室も、
チームプレイではあるが、
固定チームではないし、
試合はないし、休むも通うも自由である。
リーダーも毎回変わるし、メニューも違うから、それがいいところなのだ。


さて、
問題になるのはサッカーだ。

サッカーはチームプレイ。
仲間がいないと、できないスポーツである。

もし、
練習が週5あって、
週2しかいないのにレギュラーだったら?

もし、
そんなに上手くないのに、
レギュラーだったら?

もし、
同じレベルの子がいて、
遅刻ばかりの子と、毎回きちんと来る子がいたら、きちんとくる子をレギュラーにするだろう。

チームスポーツは、
仲間意識という同調圧力が必ずある。

そんなもんだ。

それがいいとか、悪いとかじゃなくて、
仲間意識は大事だからね。
チームワークは大事。

ただ、同調圧力になっちゃダメ。


でも、
いろんな考えがあっていいのよね。
熱量が120の子。
引っ張るのが得意な子。
目立たないけど淡々と進めるのが得意な子。
基本は静かだけど必要な時にだけサッと言える子。


考えは大切にしながら、最後には
「自分はこう思う」と伝えられたらいいなぁと思う。
わたしはそんなスタンスだ。


さて、
もう◯歳だが、まだ◯歳。
小6でもまだ12歳だ。

最後のひと押しは、
先生の言葉になってしまうからこそ
決めつけることのないようにしていきたいなぁと思うところなのだ。

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