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人の失敗、自分の失敗。許されて大きくなったと思う

わたしね、
昨日のレッスンで
生まれて初めて、プリン液とお湯をこぼしたんです。100度を、左手にザバーっとかけました。

あたりは騒然。

起業して8年。こんなことは初めて。

オーブンに天板を入れたんです。
プリンカップを並べて、あとは、天板にお湯を注ぐだけ。
横着して、お鍋のお湯を使ったんです。
両手鍋…
天板の重心を考えて、
この位置からこの量を入れたら大丈夫だろうと
たかを括ってました。

見事に、
天板がぐらっと傾き、
天板の上のプリン液が入ったココットが全てこちらにすべってきて、
咄嗟に左手で支えようとしたんです(鍋のお湯は空に近かったから)

案の定、わたしの手に、
天板に注ぎ終わってた100度のお湯と
プリン液がすべてかかりました。

あたりは騒然!

小5が2人、小3、5歳、4歳、全員固まった中、私の「あっつ!」という声が響きました。

女子2人がサッと回復して、
保冷剤やモップを持ってきてくれました。こういうのは年齢じゃなくて、場数ですね。
うちの娘の回復が早かった…です😂

自宅でも、
ぼんやりしてて、縫うほどの怪我とか。
ガラスのコップを洗ってて切る、とか。
家でも外でも、よくありましたから。
「ママったらぁ〜」という娘の顔が浮かびます。


しっかり冷やしても皮膚のひきつれがあるぅ…
ずっと痛い〜
とはいえ、
レッスン止めれないので、全レッスンやり切りましたが、
「左手、死んだ…」と本気で思いました苦笑


対処を知ってるから乗り切れたのか
レッスン中はアドレナリンが出てるからか、痛いけどそこまでじゃないんですよね。
サッカーの試合中の子どもと一緒で、
普段タックルされたら痛いじゃないですか。
でも、試合中だから平気という感じです。


備忘録で対処を書いておきますが…火傷しないのが一番良い!

冷やして血の気がないのに真っ赤


13:00 火傷
 保冷剤で冷やし続けて、レッスン続行
 こまめに洗い物をして手を冷やしました

20:00帰宅
 まだ仕事なので、事務作業

21:00アーニカのんで、
 腫れと水ぶくれがないことを確認。
 薬用の椿オイルのハンドクリームで保湿

22:00 夜間救急に行かないことを、後輩に責められながら寝る

朝、痛みも腫れもなく、皮膚のひきつれのみ。よし!対応完了

子どもたちじゃなくてよかったー!と
本気で思った出来事でした。



でね、本題はここ。
(本題までの900字よ!)


これって、
わたしにとっては最大の失敗なわけです。

でも、
子どもたちによって反応はまちまちです。

心配する子。
サッと動く子。
片付けは先生に任せて、レッスンに戻って任務を果たそうとする子。
ずっと言い続ける子。

「今度は、こぼさんといてな!」
と言われて、心配かけてごめんねぇと思うのです。
同じセリフを1.2回いわれても、
笑って「ごめんねー」「気をつけるね!」と言えるのですが、

10回近く言われると、
流石のわたしも、少し心の中がざわついてきます。

もし、
ここが自宅で
うちの子たちなら
「ねぇ、まだ言う? 人の失敗、ゆるされへんの? そんなに言われたら悲しくなるんだけど!」

ケンカ売ってるかも。


でも、レッスンは仕事です。
いろんな子がいるので、わたしは仕事モードですから、
そんなことは言いませんし、
どうしたら伝わるかなーと考えてから話します(自宅でも気をつけてます💦)


「こぼしたのは先生なんだけどさ、
 それ以上いわれたら、
 さすがに先生も怒りたくなるかも」
と、
左手の激痛で余裕なんか全然ない中、
笑いながら明るく伝えたら、
ハッと気付いたようで、それ以降言わなくなりました。
でも、もっといい言い方がなかっただろうか?と今も考えてます。



たぶんですが、
何かあると、そう言われるのだなぁ、
と思いながら見てたんです。



失敗っていろいろあります。

① 知らないから失敗すること

② 知ってるけど心のどこかに「自分なら大丈夫」という驕りや隙があって失敗すること

③ 確認すれば防げたのに「聞くのは恥ずかしい」というプライドのせいで失敗すること

④ やったことないけど、やってみたら失敗すること

①はいいんですよ!
知らないなら知ればいいだけです。
わたしのレッスンでも大事にしてる失敗です。
例えば、お肉を炒めてるときに、ピンクのまま「完成!」としたとき、とか。まだ生ですから、食べられません。

指摘すると謝る子が多いんですよ!

「ごめんなさい」
「えっ、謝らなくていいよ? 知らなかっただけなんだから。次は先生でもいいし、お兄ちゃんやお姉ちゃんに聞いてみて」
「わかった!」

という会話があります。
この失敗はウェルカム!


④もいいんです。
賢い失敗だと思います。
やってみて「あれ?ちがう?」と思うもの。
これは、レシピつくりのときによくあります。

醤油と
レモン汁をまぜて、
こんな味になると思ったのに、
なんか違う!

みたいな失敗。

でも、わたしは、これを失敗じゃなくて、

経験と呼ぶ!


②と③はくせものですねぇ。

② 知ってるけど心のどこかにある「自分なら大丈夫」という驕りや隙って、経験値が高いと、絶対あるんですよ。
気をつけていても起こるんです。
チェック体制というより、チェックの目がゆるくなってしまうから、なおさらです。

本人のゆるみ✖︎チェックする側のゆるみ▶︎だるんだるん

ですわ。

「この人に任せれば大丈夫」
「この子なら大丈夫」

期待、信頼とも呼ぶかも知れませんが、
かけたいわけじゃないのに、色眼鏡をかけてしまうんですよねぇ。



③ 確認すれば防げたのに「聞くのは恥ずかしい」というプライドのせいで失敗することも、経歴が長くなると出てきますね。

聞くのは一時の恥、聞かぬは一生の恥

という、ことわざがあるくらい。
聞くのは世間的には怖いことなのでしょう。
わたしは簡単に聞いちゃうからなぁ。

わたしより下の世代は、Google様に聞く癖があるので、「聞きすぎない」というのも大事かなーと思いますがね。
④の経験が積めないと、浅くなりがちなのでね。


知らないことは、失敗でもなんでもないですし、無知は笑われることじゃありません。
無知の知です。
「自分は知らないことが多いなぁ」とおもうこらこそ、どんな人からも学べると思います。

反省するのは、おごり、隙、プライドからくる失敗です。
でも、責められることはありません。責める必要もありません。
次のチャンスがあっていいわけです。
「次、気をつけようね✨」でいいんですよ。
「ほらまた!そうやって…」って言われても解決しませんから。


わたしたち大人も、
子どものときに、たくさんの失敗をして、
その失敗を許されてきたから、
今、大人になったのだと思います。

一度の失敗を許せない世の中は、とても息がしにくいですよ?

許されて大きくなったからこそ
次は、わたしが許していく番なのかなぁ、と思う出来事でした。

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