図1

選択肢はないと嫌だがあると迷う

この記事を読んで思うこと。

外から見るとサイボウズはフレキシブルなワークスタイルができて、とても働きやすく、みんな幸せそうに見えるかもしれない。でも、実際にはメンバーはなかなか苦労していると思う。

このコラムの最後に

とある。「自分がどう生きたいか」。こんなこと会社に入る前になかなか本気で考える機会はない。なのでサイボウズに入社する人の多くは最初は戸惑うと思う。

真っ白なキャンバスに「なんでもいいから自由に絵を描いて」と言われると何を書こうか迷う。逆に「トラの絵を描いて」と言われると「キリンが好き」「象が描きたい」となったりする。「動物園にいる好きな動物の絵を描いて」と言われると意外と楽しく絵を描けたりしないだろうか。

サイボウズのフレキシブルなワークスタイルの選択肢も最初は2分類だった。「ガンガン働く」と「定時に帰る」。そこから「まあまあ働く」が増え3分類になり、そして時間だけでなく場所の選択肢も増やし9分類になった。そしてそして、今は分類を無くして個人が自由にデザインできるようになった。

「あなたはどう生きたいですか?」

サイボウズに入るとこれを日々問い続けられることになる。優しい会社のようだが自立していない人によっては厳しい会社なのかもしれない。

つまりメンバーの選択肢を増やすということは、選択する側に自立が求められるということ。「全員が幸せになれる」を実現していくのはもちろん人事制度だけの話ではないし、簡単にできることでもないと思う。サイボウズもまだまだ道半ばです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?