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過去1年で出来なかったこと,出来たこと(仕事編)


リーダーの課題設定の考え方

1.結論
過去1年を振り返り、達成できたことと未達成だったことから多くの学びを得ました。未達成のことからは、「何をやらなければならないか選択したうえで,課題に取り組むこと」が重要であると気づいた。成功した取り組みから、同様に課題の選択と決定が目標達成の第一歩であると気づくことが出来ました。

今日は,1年前にドイツの子会社に赴任した私が,引継ぎの一環として,過去1年間の振り返りをさせて頂きます。

2.1年前の状況
2022年の好調: ヨーロッパ経済はコロナ後の復活により、売上高・損益ともに過去最高を記録しました。
2023年の状況: 市況価格の下落に伴い、主力製品の在庫が増加し、売上が減少。損益も赤字に転じました。
組織再編: 総務・会計部門やIT部門を新設し、新たに5名を採用しました。その後,再編後4か月で私がチームのリーダーを任されました。

3.実行できなかったこと
1) 製品Aの販売不振: 
既存大口顧客を失い、価格面で競合他社に劣るため売上が伸び悩みました。
2) 営業マンの目標管理を怠る:
スタッフの目標設定とその進捗管理を怠ったため、計画未達に陥りました。初めから管理体制を整えておくべきでした。
3)サプライチェーンの強化不足:
発注ミスによる余分な費用が発生。業務フローの改善が必要と認識しました。
私の気づき:やるべきことを決定し,課題として取り組むことが重要である

4.実行できたこと
1)売上増加の実績
顧客数の増加を達成し、戦略的な値下げで売上を伸ばしました。
2)利益率の改善
在庫品の原価を定期的に洗い出し利益率を改善しました。
3)業務効率化の推進
ERPシステムの活用により手作業を極力削減し、残業時間を減少させました。
4)総務業務の充実 
役割とミッションを明確化。
業務分担の明確化とチェックリスト化により、効率を向上させました。
部門内で出来ることが増加しました。
5)Managing-Directorの役割の明確化
売上と損益の向上をManaging Directorの新たなミッションとして設定し、期待される成果を明確にしました。

5. 今後の展望
今後は、1年間の振り返りを行うことで、やらなければならないことを選定し、それを課題として設定することの重要性を改めて痛感しました。これらの経験を踏まえ、今後の改善と成長に向けて積極的に取り組んで行きたいと考えます。特に、営業目標の設定と進捗管理、サプライチェーンの強化については、優先的に対応していきます。成功した取り組みについては継続して改善を続け、組織全体の効率化と業績向上を図っていきます。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。現在の仕事の改善点等を自分のため,そして皆さんのお役に立てることができることを願いながら,また書かせて頂きます。

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