手島おさむ

ドイツに駐在する現役化学メーカー勤務のサラリーマン。 ヨーロッパ駐在で世界観変わりまし…

手島おさむ

ドイツに駐在する現役化学メーカー勤務のサラリーマン。 ヨーロッパ駐在で世界観変わりました。興味を持った書籍や今までの仕事を通じた知見を発信させて頂きます。 発信した内容を通じて,多くの人とお知り合いになれたら,そしてたくさんの方から,教えて頂けたら嬉しいです。

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今週も社員さんに伝えたかったメッセージ(CW39)

今週も月曜日に社員さんにメッセージを送りました。皆様に共有させて頂きます。 今週のメッセージに込めた思い 9月の最後の週を迎えるが、この1か月の間で皆が起こした行動とその進捗について振り返り、それらを賞賛しました。 また、会社のイベントと育児休暇から復帰する社員がいることを通知しました。 私がこのメッセージを書くことで気を付けていること 「社員全員に会社内での変化を全員に知らせる」 「会社の行事や現在の進捗については、なるべくオープンにする」 私はメッセージを書くと

    • ザ・リーダーシップ/ケン・ブランチャード

      1. 書評(私が推薦する書籍の感想文)今日は、書籍「ザ・リーダーシップ/ケン・ブランチャード」を紹介させて頂きます。 作者のケン・ブランチャードさんは、「新1分間マネジャー」等のリーダー論に関する書籍を記した方です。これらの書籍はリーダーの方たちには凄く参考になるかと思います。 同氏の「奉仕するリーダー論」をこの書籍でも展開されています。奉仕するリーダー、という言葉に興味がある方に同著をおススメします。 2. ザ・リーダーシップの主要な内容この本では、優れたリーダーの

      • 今週も社員さんに伝えたいメッセージ(CW38)

        今週も月曜日に社員さんに向けてメッセージを送りました。今週社員さんに伝えたかったのは下記のメッセージです。 新たな取り組みへの賞賛と、私たちの代理店さんは大事なパートナーであるということ。 会社の課題に各自が取り組む上で求められる態度 前向きに進むための考え方 という内容でした。 今週のメッセージに込めた思い今週のメッセージでは、下記のような思いを込めました。 1.新たな試みへの賞賛 当社の代理店さんに新たな活動を行った事の賞賛と代理店さんに対する考え方を伝え

        • 十字軍: 信仰と交流の歴史

          十字軍は、中世ヨーロッパの歴史の中で特に興味深い章です。ヨーロッパに住んで以来、中世史に魅了され、学んだ知識を共有したいと思います。 1. 十字軍ってなんだ? 十字軍は、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教の三宗教が聖地イェルサレムを巡って争った軍事遠征です。11世紀末から13世紀にかけて、ヨーロッパ諸国から成る軍団が、イスラム王朝によって支配されていたイェルサレムの奪回を目指しました。 2. 十字軍遠征の結果と東西交流 十字軍の遠征は、貿易と文化交流を促進し、宗教を超えた共

        今週も社員さんに伝えたかったメッセージ(CW39)

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        • 営業マン
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          東ローマ帝国の盛衰とその魅力

          東ローマ帝国、その名前だけで想像が膨らむ歴史の一ページです。ヨーロッパに住んでいる私にとって、キリスト教の多様な文化に触れることは日常的な興味の一つです。特に、カトリックとは異なる東ヨーロッパの文化に引かれ、東ローマ帝国の歴史に飛び込んでみました。 絶対推薦❣ユーテラ世界史/佐藤幸夫先生 世界史を学習するならこのYoutubeが最高にお勧めです。 教会の権威拡大と十字軍【ゼロから世界史17講】 (youtube.com) 東ローマ帝国の盛衰 東ローマ帝国は、約1100年間

          東ローマ帝国の盛衰とその魅力

          今週も社員さんに伝えたいメッセージ(CW37)

          今週も社員さんに向けて月曜日の朝にメッセージを送りました。 今週の発信内容は、 月例会議と夏イベントの振り返り 明るく行こう 新しいチャレンジは大歓迎 という三点です。 今回のメッセージに込めた思い 先週の月例会議では損益・財務的に苦しむ現在の状況をシェアして、社員さんには困難に立ち向かうための行動を促しました。また同日行われた、会社の夏イベントでは、我々の業績に関係なく盛り上がることが出来ました。 メッセージ : あなた達のポテンシャルは高い 「悪い状況でも

          今週も社員さんに伝えたいメッセージ(CW37)

          今週も社員さんに伝えたいこと₋リーダーからのメッセージ(CW36)

          今週も社員さんへの毎週月曜日朝一のメッセージを共有させて下さい。 このメッセージはリーダーである私の考えを理解しやすくするため、社員さんの気持ちを前向きにするために主に書かれている定期的メッセージです。 悩めるリーダーや将来のリーダーの方がこの記事を読んで参考にして頂けたら嬉しいです。 メッセージに込めた思い本日のメッセージは、【9月になり新たな気持ちで頑張ろうね】【来年の販売計画作りを今週から始めるから、目標の立て方をシェアします】【チームにポジティブな雰囲気を伝播させて

          今週も社員さんに伝えたいこと₋リーダーからのメッセージ(CW36)

          パレートの法則(8:2の法則)を実際の仕事でも活用してみよう!

          皆さん、こんにちは。法人営業で○○年の経験を持つ私から、売上を効率的に伸ばすための戦略的アプローチを共有したいと思います。今回は特に、「パレートの法則」を活用して、どのように売上向上につなげるかに焦点を当てます。 パレートの法則の紹介 「パレートの法則」または「80:20の法則」とは、少数の要因が多数の結果を生み出すという原理です。具体的には、売上の大部分は顧客の一部から生み出されています。この原理を理解し、戦略的に活用することで、効率的に成果を上げることが可能です。 当

          パレートの法則(8:2の法則)を実際の仕事でも活用してみよう!

          「会社のリーダーが果たすべき6つの重要な役割」

          組織リーダーとしての知見を多くの方と共有出来たら嬉しいです。そんな思いで今日は文章を書かせて頂きます。 リーダーの役割 私は海外で化学品の販売商社の社長を務めています。リーダーとしての経験から、特に重要だと感じた6つの仕事を共有させてください。これらの役割は互いに関連し合っており、どれか一つに取り組むことで、他の仕事にも良い影響を与えることができます。同じように、海外でリーダーとして活動されている方々にとって、参考になれば幸いです。 1).ビジョンの提示と共有 リーダーの

          「会社のリーダーが果たすべき6つの重要な役割」

          今週も社員さんに伝えたかったこと(CW35)…リーダーからのメッセージ

          今週も月曜日の朝一番に社員さんに伝えたメッセージを共有させて下さい。誰かがポジティブになれば良いなという思いも込めて,読んで頂けると嬉しいです。 メッセージに込めた思い いつも「明るく」振舞いましょう 当社の代表的な共通価値観には「シンプル」「フレンドリー」の二つを掲げています。ヨーロッパの夏季休暇期間がいよいよ終わりが近くなり,スタッフには明るくお客さんに接してくださいね!という思いを込めました 小さな積み重ねを大切にしてください 1年前を振り返ると,大きく成長したスタッ

          今週も社員さんに伝えたかったこと(CW35)…リーダーからのメッセージ

          毎週月曜日に社長からスタッフに送るメッセージ

          私は、チームのリーダーとしてスタッフに語りかけるために、毎週月曜日の朝、始業時間前にメールを送っています。このメッセージの最大の目的は、私が何を考え、どのようなビジョンを持っているのかをスタッフに知ってもらうことです。 1.リーダーは水先案内人 会社のスタッフは日々仕事に取り組んでいますが、単に業務をこなすだけでなく、誰もが社会や他人、そして会社に貢献したいと考えているはずです。だからこそ、組織のリーダーはスタッフに対して、目的地や道筋を示し、明確な指針を提供する役割を果た

          毎週月曜日に社長からスタッフに送るメッセージ

          トレド訪問から紐解く西ゴート王国の歴史

          西ゴート王国を知るきっかけは、376年のゲルマン民族の大移動との出会いでした。 バルカン半島から移動が始まり、最終的にイベリア半島で彼らが王国を築いたという事実は、最近世界史の勉強を始めた私にとって大きな驚きでした。 特に印象深かったのは、その王国の首都であったトレドの訪問です。トレドは、イスラム、カトリック、ユダヤの三つの文化が見事に融合した観光都市として現存しています。西ゴート王国が築いたカトリック文化が、レコンキスタを経て現在のスペイン王国に大きな影響を与え、今のスペ

          トレド訪問から紐解く西ゴート王国の歴史

          神聖ローマ帝国の成立とその歴史

          ドイツに住むことになった私は、ドイツの歴史に興味を抱きました。特に、世界史におけるドイツといえば、神聖ローマ帝国です。今回はその成立について学んだことを共有します。 神聖ローマ帝国の誕生 神聖ローマ帝国は、フランク王国、特に東フランク王国を基盤として成立しました。962年、東フランク王国ザクセン朝のオットー1世が西ローマ皇帝に即位し、これが神聖ローマ帝国(Holy Roman Empire)の始まりとなります。 オットー1世の戴冠までの道のり カロリング朝の終焉後、東

          神聖ローマ帝国の成立とその歴史

          イギリス/ばら戦争

          序文 百年戦争が終わった後、イングランドは内戦の混乱へと突入しました。この時代の最も象徴的な出来事が「ばら戦争」です。この戦争は、イングランドの王位をめぐる争いであり、王家の分裂が引き金となって30年にわたる激しい対立が繰り広げられました。 今日は、百年戦争後のイングランドの様子を学んだことを共有させて頂きます。 ※この戦争が起きた経緯が非常に興味深いです。プランタジネット朝の王の兄弟の家系が王位を争い,短期間で三つの王朝が出来たという点です。 戦争の背景 百年戦争の後、イ

          イギリス/ばら戦争

          過去1年で出来なかったこと,出来たこと(仕事編)

          1.結論 過去1年を振り返り、達成できたことと未達成だったことから多くの学びを得ました。未達成のことからは、「何をやらなければならないか選択したうえで,課題に取り組むこと」が重要であると気づいた。成功した取り組みから、同様に課題の選択と決定が目標達成の第一歩であると気づくことが出来ました。 今日は,1年前にドイツの子会社に赴任した私が,引継ぎの一環として,過去1年間の振り返りをさせて頂きます。 2.1年前の状況 2022年の好調: ヨーロッパ経済はコロナ後の復活により、売

          過去1年で出来なかったこと,出来たこと(仕事編)

          海外子会社の黒字化をするには何をすればよい?

          1.はじめに: 私が勤務する海外子会社では、売上が予定を下回り、赤字が常態化しています。この状況を打破するための対策を考える必要があります。今回、2024年も半分を過ぎ、売れない子会社が何をすれば良いのか、考え行動に移していますので、共有させて頂きます。 2.対策の方針: 赤字解消のためには売上の増加が必要です。顧客の声を積極的に活用し、それをビジネスチャンスへと転換する戦略を採用することとしました。 対策の骨子: 顧客の声をビジネス機会にアプローチ: 顧客との対話を通じ

          海外子会社の黒字化をするには何をすればよい?