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ウクライナ情勢に思う事。。

私は株式トレーダーです。
私の投資手法は、ファンダメンタルズは一切考慮せずチャート分析のみで判断をしてエントリーを行います。企業業績も、政治も、世界情勢も全て無視です。
なので、今回の下落も勿論チャート分析のみを根拠に、約1ヶ月前から個別株も先物も売りだけに狙いを絞り行ってきました。日経に関してはなかなか大きな流れにはならず、小まめに入れ直してようやく大きな下げが来てくれた… と思ったら、今回の下落に付いてきた理由は“戦争”でした。

一見縦横無尽に見えるチャートにも、一定の規則性はちゃんとあって、この流れならこうなるだろうというある程度の予想が立てられます。確率の高い方向性も、大体の伸びしろも、分かります。

下げる事は分かっていても、その理由がまさか“戦争”だとは思っていませんでした。

ファンダメンタルズは無視だといくら言っても、さすがにこの状況で「よし!ようやく来た!もっと下げろー!」とは思えない。
ウクライナ情勢の一刻も早い終息を願っているので、売り玉の利益を伸ばそうと持ち続ける事は自分の中で大きな矛盾となり、1ヶ月前から仕込んでようやく花開いた持株も、全て決済してしまいました。

「儲けの大きさは相場次第」とある方に教えていただき、確かに、方向感が分かってその方向に玉を入れてはいても、その伸びはやはり相場次第な所があるので、いつかその大きな波が来た時に乗れていれば良いという考えの下、堅実な投資方法を実行していました。しかし、大きく下げるという事は、そこには必ず誰かの危機的状況が存在するのだな…
と今更ながら思ったら、なんだか少し落ち込んでしまいました。こんな事、一個人が気にし過ぎてもしょうがないとは言われますが、今回ばかりは耐えられませんでした。

ファンダメンタルズはエントリーの根拠には一切含めませんが、投資と出会った事をきっかけに、世界情勢や政治に興味を持ちました。
なので気がつくとTwitterなどでニュースをチェックはしてしまうのですが、ウクライナの現状や人々の声、ゼレンスキー大統領の「われわれは孤立無援で防戦している。共に戦ってくれる者はいないようだ」の言葉には悲しみを抑えられなくなってしまいました。

日本も明日は我が身だと思い、いい加減平和ボケから抜け出して欲しいなと思います。
政治に興味が無くても生きていける、自身の悩みだけを悩める状況がどれだけ幸せな事か、そしてこのまま他人に政治や国防の全てを任せたまま生きていては、その幸せが脅かされる時は現実に大いに起こりうるのだと自覚される方が増えたら良いなと、そんな事を言っても自身も無力な私の生意気な意見です。

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