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プロダクトでシンプルなUXを提供するためにユーザーインタビューが必要な理由がオブジェクト指向UIからわかった

お久しぶりです。お魚さんです。

現在下記の本を読んでいます。

読んでいる理由は、現在、BONOというオンラインデザイン学習サービスを通してデザインを勉強しており、情報設計能力をあげるためにオブジェクト指向UIを学ぶことがUI/UXデザイナーの必須スキルであることを知ったためです。

なぜデザインを学んでいるかなどはまた別の記事で書きたいと思います。

オブジェクト指向UIとは

本を読んでいる自分の解釈ですが、タスク指向UIとの対比として認識する方がわかりやすいです。

詳しくは本を読んでいただけるとわかると思いますが、タスク指向UIでは単一のタスクを達成する導線の未設計されているのに対し、オブジェクト指向UIでは1つの画面からそれぞれのユーザーの要求に合わせた導線が設計されているのがわかりやすいです。

詳しく知りたい方は下記の動画を見てもらうとわかりやすいかと思います。

オブジェクト指向UIの書籍にあった一文

ユーザー中心のデザインとは「ユーザーに合わせたデザイン」ではなく、「ユーザーが自らを合わせることができるデザイン」のことである

先ほど紹介した書籍にこのような文面がありました。強く衝撃を受けました。

具体例として、りんご剥き専用のマシンと皮むきナイフの例がありました。

りんご剥き専用のマシンは皮むきナイフと比較して綺麗に剥くことができる反面、他の果物を剥くことはできない。皮むきナイフは綺麗に剥くことができないかもだが、他の果物・野菜を剥くことはできる。

オブジェクト指向UIに当てはめる

皮むきナイフは様々なタスクに対応できるオブジェクト指向であり、りんご剥き専用マシンはある限られたタスクのみしか達成できないタスク指向です。

もちろんそれぞれの課題に依存しますが、いろいろなものの果物を剥きたいという課題においては皮むきナイフが1つあれば解決でき、リンゴ剥き専用マシンを持っている人は剥きたいものに応じてマシンを保持する必要がある、つまりタスク中心にものが増えてしまっている状態になっています。

これこそがタスク指向UIとオブジェクト指向UIの違いです。

この例をソフトウェア開発に当てはめる

我々は1ユーザーさんからの問い合わせ・要望において、XXがしたいやYYがしたいをそのまま実装してしまう例が多いです。

それは要望の多いユーザーが増えるほどそのまま実装してしまうといったことは誰しも1度はやったことがあるかと思います。

しかし、このような実装を続けていくとリンゴ剥き専用マシンのように、ある特定のユーザーさんでしか発生しない課題を最適化する機能ばかりが増えていき、ユーザーさんが増えてくる頃にはたくさんの機能が散りばめられ、ソフトウェアとしてシンプルに保つことができなくなるかと想像できます。

したがって、ユーザーさんの課題を間に受けて開発するのではなく、抽象化して見ることを心がけることは重要だと思います。

特定のユーザーの課題だけを解決する機能を実装しないために

このようにリンゴを剥きたいというユーザーからの要望だけを鵜呑みにして実装するのではなく、リンゴ以外に他の果物・野菜が剥きたいというユーザーニーズはないか?などを注意深く知っておく必要があるかと思います。

そのために、常に日頃からユーザーは何が困っているかを知る方法があるかと思います。ユーザーインタビューを定期的に行ってコアな課題を探るしか方法はないかと思います。

とはいえ時間軸によって発生する課題は変わる

先ほど述べたユーザーの課題は必ず時間軸も発生します。

ユーザー課題がMMヶ月後に発生するから今から実装というのは内容にも依存しますが、リソースが限られている企業では避けた方が良いケースがあるかと思います。

利用しているユーザーさんの課題が時間とともに変わってきているかどうかを注意深く観察することも、プロダクトをシンプルに保つには必要なことだと思います。

PMFの達成を目指す弊社にとって目指したいこと

その意味でもPMFを達成し、プロダクトをシンプルにするということを達成するためには常にユーザーとのコミュニケーションを取る体制を築いて、コアな課題を特定し、抽象化し真っ直ぐ価値提供をしたいなって改めて思いました。

是非興味ある方、一緒に外食産業をよくするプロダクトを作りましょう!!


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