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4コマ de うつ病 最終回(適応障害とうつ病の違い・希死念慮について)

1:適応障害とうつ病との違いとは?

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情緒面の症状に抑うつがあるため、
「私うつ病なんじゃ…」と思いがちなのが適応障害です。

例えば会社へのストレスが原因だった場合、
休日は普通に過ごせる場合といった場合は
適応障害と診断されます。
逆に休日すらもまともに動けないといった場合は、
うつ病と判断されるケースもあります。

適応障害は子供にもあり、
例えば突然妹や弟ができたときに
上の子供がいきなり赤ちゃん返りするのも
適応障害の一種です。

このように適応障害は抑うつ以外にも様々な
情緒面・行動面の変化があり、
うつ病とは違った側面もある精神疾患になります。

参考:適応障害|みんなのメンタルヘルス 厚生労働省

2:死にたいという気持ち「希死念慮(きしねんりょ)」とは

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漫画内でも説明しているように
希死念慮とはうつ病の診断基準の一つで
立派な症状の一つです。

意外と「激越症状(そわそわする・落ち着かない)」
という症状は知らなかった方も多いのではないでしょうか。

一見活動的に見えますが、生産的ではないので
行動の抑制症状の一つでもあります。

病気から突然くる
「死にたい」という感情に薬や誰かの助け、
酷い時には自傷行為で抗います。

否定型やパーソナリティ障害を併発していると
これらの気持ちを患者は他の人にもぶつけようとします。

決してこのような行為を
肯定している訳ではありません。

ただ、「死にたい」と思ってしまうのは
病気による症状であるということは
患者さん・周囲の方の両方に理解してほしいと思います。

参考:うつ病の精神症状と身体症状とは?|こころみ医学

まとめという名のあとがき

ついに最終回となりました。
私は現在も薬の手放せない中等度うつ病です。

うつ病人が書く記事なんて信用できないかもしれませんが
参考リンクとして貼らせていただいているのは
ちゃんとしたクリニックや厚生労働省、
実際に行われた実験データからですので
そこは安心できるかと思います。

そして私はそこに書かれたことをただ見やすいように
4コマにしているだけにすぎません。

最初の方の記事は自分の体験談が主でしたが、
調べていくうちにきちんと発信したいことが
どんどん増えていきこういった真面目な記事になっていきました。

これもずっと読んでいただいた読者の方々のおかげです。
ありがとうございます。

精神疾患は見えない病気なので
理解してもらえない点が多い疾患です。
だからこそみんなが見知った4コマという手段を使い、
自分の「うつ病」を主に紹介していきました。

精神疾患は他にもまだまだあります。
ただ、今の私にご紹介できるのはここまでということで
今回「4コマ de うつ病」を最終回とさせていただきました。

ここまで読んでくださった方々本当にありがとうございます。
そして、数々の情報を提供していただいたクリニックさんや
厚生労働省、実験データには非常に感謝しています。

この記事で少しでも生きやすくなる人が増えますように。


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