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自販機で水を買う気持ちがわからない #日記17

我が家は牛乳の消費量がえげつない。
5人家族の我が家で、母は2~3日おきに3本ずつ牛乳パックを買ってきていた気がする。いま考えるとゾッとする(経済的にもカロリー的にも)。

何にそんなに使っていたのかと思い返してみると、我らは牛乳を水であるかのようにごく自然に飲んでいたんだと気づく。水分補給としての牛乳…。
父がコーヒーを飲むときは必ず砂糖たっぷり牛乳たっぷりのカフェオレだったのでその消費量が最多ではあったが、娘の私もそれを真似てコーヒーを飲むようになった。以降、ミルクティ、抹茶オレ、ココア(水で溶かずに牛乳で溶く)などなど、実家では麦茶か牛乳ばかり飲んでいた。果ては牛乳が好きすぎて「ミルクもち」を恒常的に生産・摂取できるお手軽な作り方を発明したりした。ミルクもちは今でも大好きです。

大人になり「ちょっと詳しくなってみたいな」という憧れを抱き、よい感じの紅茶やハンドドリップコーヒーに手を出し始めた。初めてマリアージュフレールを購入したとき、「あ~あれね、色んな種類があっていいよね」と部署のみんなに言われたときにはビビった。なんでみんな知ってるの。都会と田舎の情報格差を肌身で感じた。田舎にはマリアージュフレールなんてありませんでしたので…私にとってはリプトンのティーバッグ50個入りが紅茶の全てだった。

大人になった私は紅茶もコーヒーも砂糖なしミルクなしで飲めるようになった。でも、やっぱりこれが一番安心するなぁと、一人暮らしの部屋で牛乳をたっぷり注ぎながら思うのでした。

タイトルはこの話と全く関係ないんだが、自販機で水って買わないなぁと。だって水は水道から出てくるし、どうせならお茶とかジュースとか味つきのが飲みたい……。めっちゃアホっぽいな自分。

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