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映画「午前4時にパリの夜は明ける」感想 深夜ラジオがつないだ、家族と仕事の物語

中々に興味深かった。1980年代のパリが舞台だが、夫と離婚した母親、将来に悩む息子がメイン。あの年代でかなりいい場所に住んでいるなあと言うのが印象に残った。かなりの高層マンションで、タワマンみたいだったし、なぜか倉庫にできる小部屋までついている。広い家で、今だと7000万円ぐらいかなとリアルに感じた。

隣のマンションの音楽がきこえているのは、日本では厳しいかなと感じた。明らかに騒音レベルで聞こえたから、防音の概念はないのかもしれない。まあ、文化の違いでみんな一緒に楽しくみたいな感覚かと。隣人の騒音問題が最近は日本では問題になっているから、時代の違いもあるかもしれない。しかし、80年代はそーゆー雰囲気があるように見えたし、主人公家族は問題にしていなかった。

ラジオの仕事にありつく主人公の女性のエリザベート。ラジオは電話の応対で、MCに取りつなぐ仕事。人生何があるか分からないし、仕事をほぼしたことがなかったエリザベートには天職かもしれなかった。さらに図書館のパートもこなすようになり、一つの仕事で人生は変わってくる。自信が自分を作り、さらに仕事でうまくいく。人生は分からないが、切り開くことが大切だ。

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