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【父親の存在】映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』感想(父親との会話×成功者×旅に出る?)

◯父親と話せないのはあると思う。みんなと同じがいいという柊と自分の言う事を聞かせようとする父親。父親は成功者のようで、かなり強気な性格。柊にも自分のようになってほしい、そんな気持ちがあるように見えた。ただ、柊からしたら、自分は自分で友達が欲しいし、お人好しな性格で損をしまくるぐらい人付き合いが苦手。この二人の噛み合っていない性格が、柊の旅によって変わってくるのが魅力。

◯父親からしたら、柊には自分の後継者にしたいのかなと思った。ただ、柊がお世話になった旅館に対する態度がやばかった。女将がすごいいい対応をしたし、内心「こりゃ家出したくもなるわ」と思ったに違いない。対照的に旅館にいた竹中直人似の旦那が良かった。柊にとっての父親像がよく表されていた。あーゆー、だらし無い人が時折放つ名言が良い。


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