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映画「おいハンサム!!」感想 忘れない日本の風情×家族の中の父親像×ピンチで駆けつける度胸

■父親の源太郎がテレビにも出演しているが、地元の人たちに寄り添い日本の建物や風情を残そうと尽力する。本作では、この日本の歴史とか伝統を重視している様子が分かる。次女・里香が京都で恋の疲れを癒す際に、和菓子作りを手伝っているのだが工程をしっかりと描いていて伝統や歴史が大切なことを強調していた。それを父親が子供への想いにスライドさせているのかなと感じさせた。三女・美香が危ないグループのリーダーに告白されそうな時に介入して持論を言い放つのはカタルシスがある。父親があーゆー風に言うのはあり得ないかもしれないが、娘の危機に駆けつけるのはまさに親だ。別に好きな人と付き合うのはいいが、明らかに断る気満々でまわりに脅迫されているような告白には一言物申す。父親がうるさく、現代だとウザイの一言だが劇中では娘達にあまり五月蝿く言わないし、自主性を重んじている。そーゆー父親が娘のピンチにしっかりと駆けつける姿は印象的だった。ただ、ゴルフクラブを持って走るのは捕まるのでは?とハラハラしたが、昭和的な父親像も描いているのかもしれない。

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