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映画「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」スパイダーマンは運命に打ち勝つことができるのか?

マイルズとグウェンがかっこよすぎた。吹き替えと字幕を観たが、吹き替えが印象的だ。チャイティーの下りは、コーヒーコーヒーの字幕がいいけど。グウェンがカッコよく、最初のヴァルチャーとの戦いが素晴らしく、映像も良かった。グウェンとミゲルの連携はまさにスパイダーマンだった。グウェン単独で戦うのを観たのはほぼ初めてだ。前作だとチーム戦いだったから。ミゲルは正体不明だからグウェンも最初は怪しむが、徐々に連携が取れていくのが素晴らしい。ミゲル普通にカッコイが、素の彼を観れた数少ないシーン。グウェンも悩んでいるから、そりゃミゲルのとこ行くよねという感じだ。

グウェンは前作だと、先輩スパイダーマンであり、頼れる存在であった。マイルズのよき先輩として、アドバイスがありかっこよかった。しかし、本作では警察署長である父親と仲が悪く、ピーターが死んでいた場面にスパイダーマンのグウェンと父親が鉢合わせになったために仲が想像以上に悪くなっている。父親はスパイダーマンが犯人に見えるが、史実はピーターがヴィランになったためにグウェンが戦ったわけで、グウェンはスパイダーマンを肯定する立ち位置になる。二人は絶対にわかり会えないのだが、スパイダーマンの正体がグウェンとしり、父親は動揺してしまう。これは仕方ない。追っていたヒーローでないヴィランよりに認識しているから、それが娘だとかなりのショックを受けてしまうだろう。警察官と父親の狭間でかなり悩んだ描写があり、最終的には和解し、二人は抱き合って、グウェンは戦いに向かう。そこの同じスパイダーマンのホービーがグウェンに贈り物をくれるのだが、まさかの次元を飛び越える時計の海賊版。マイルズに自分で作れよと言っていたが、まさかマジで作るとは。全編通して、ホービーのアドバイスや発言、行動がマイルズやグウェンの運命を変えているので、かなり重要なキャラクターになっている。それにしても、マイルズは今回は可愛そうだった。説明なしに父親を助けるな!だったり、本来はお前はスパイダーマンになっていない、ピーターとグウェンには隠し事をされて、挙げ句にアース42で自分はヴィランになって父親は死んでいたりと、かなりきつい状況。ただ、しっかり反撃しようとしていたり、グウェンがリーダーの懐かしいメンバーが在籍するバンドが来るなど希望がある。マイルズは精神的にダメージを追っているが、諦めないのがまさにスパイダーマンだった。前作で開花した才能に経験値がプラスされて、まさに主人公といえるスパイダーマンになった。

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