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【八犬伝】映画感想‐役所広司と滝沢馬琴

役所広司と滝沢馬琴

役所広司さんの演技が素晴らしかった。勧善懲悪の物語を書きながらも、虚と実の狭間に苦しみながら葛藤して物語を紡ぐのが印象的だ。年齢を重ねていく演技がよく、最初は威勢があり、北斎とギャグのような関係だった。それが目の病気を患ってからはどんどんシリアスになり、北斎が馬琴に言った言葉が記憶に残る。役所広司さんだからこその強くも儚い、それでいて物語に執念を燃やす馬琴が見れたのだと思う。

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