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映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」感想 ゲームそのまま3Dに進化したマリオ

めちゃめちゃ面白かった。まさに、マリオ。ゲームをプレイしたり、見ていた人からすると、再現度が高く半端ではなかった。マリオがしっかりマリオをしていて、気分はゲームをしているようだった。まさにエンタメの基本をしっかり抑えているのがよくわかる。映画であれだけの完成度は中々にない。任天堂の代表するキャラだけに、気合が入っているのがすごく理解できるほどだ。マリオ、ピーチ姫、クッパがメインだが、まさにこれはゲームのスーパーマリオブラザーズそのものであり、ゲームを3D映像に落とし込んだらどうなるのかの回答に当たるところだろう。

人気はすごく、初日でも人が多かったが、週末は座席がほぼ埋まっていて、表示が三角になるシアターが多く、初日に観に行って正解だった。世界では、興行収入が1000億円突破という、日本映画業界では意味不明な数字になっており、鬼滅の刃の無限列車編の2倍以上の数字になっている。それかあるのかないのか、日本の週末興行収入としては、最高のスタートダッシュになったに違いない。まあ、ゴールデンウィーク初っ端から公開なので、今週はかなり高い興行収入を期待しても良いのでないか。それほどに人が多く入っている。

映画の広告ではマリオカートがあったが、マリオのゲームをしていると、より臨場感と実感が体験できる。素晴らしい。子供の頃にプレイした2Dマリオが立体になって進化した形になっている。マリオが話すのがすごく新鮮で、主人公キャラとして自分が動かしてきたから、ああ、こうやって動かしていたなあというのがあった。マリオがそのままで、ゲームをしている他人のプレイを見ている感じである。こーゆー作品はなかなか無いなと。3Dのレベルがいい意味で狂っていて、違和感なんて微塵もない。まさに、新しいマリオとなっている。

大人でも楽しめる作品になっているのは確かである。5、10分に一回笑えるポイントがある。広告通りにマリオカートもあるし、ピーチ姫との出会いもあるといったマリオの基本を抑えている場面だ。ドンキーとタッグを組んだファイヤーのシーンが印象的だ。二次元を意識したシーンもあって、ワクワクしてしまう。字幕で観たが、子供が一緒だと吹き替えがいいと思う。アクションに集中できるからだ。まあ、映画館では吹替が多くシアターが取られているようなので、安心感はある。吹替の評判が良くて、また観たくなってしまった。ゴールデンウィークに行きたいが、人が多そうだ。

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