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映画「バブル」感想 泡×パルクール×バブルな彼女

映画館で鑑賞した。舞台設定はわかるし、パルクールで魅せるのはかっこよかった。正直、パルクールのしあいを8割ぐらいでも良かったぐらいだ。バブルの秘密は有耶無耶にして、主人公とバブルの彼女のストーリーで良かったと思う。ラストへ仲間やライバルが一致団結するシーンは熱いし、面白い。ただ、パルクール無しだと何が言いたいのか分からないし、バブルの意味も説明したようで曖昧だ。説明不足とも過剰とも言える不思議な作品。一つ不満を挙げると、バブルを研究する女性の活躍が観たかった。よくある博士ポジションなのに、中盤でバブルの説明が曖昧になり、しかも主人公とも微妙な距離で、何をしに登場したのか分からない。彼女とバブルを混ぜて、パルクールと絡めれば良かったのに。全体的にパルクールと背景がメインで、バブルの本質が分からない。解決した後も、復旧する街でパルクールしているが、明らかに作業する人の邪魔になっていた。完全に復旧したら、パルクールが無くなりそうで、なんだろう?この虚無感。パルクールのシーンはマジで熱く、もっと観たいから、まだまだ楽しく作れそうではある。

ただ、キャラクターとは背景がすごい。アクションシーンは最高で、パルクールで戦うシーンは見ごたえがある。正直映画館で観て良かった。楽しい。キャラクターも魅力があり、主人公を支えるキャラクターは優しく、悪い人はいない。ただ、パルクールのスポンサーとかなんだろうとは感じた。特に水流を噴射するブーツを、敵チームに貸与したのはだれなんだろう?こちらをクローズアップして黒幕にした方が面白かったのかもしれない。

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