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映画「ぼくらのよあけ」感想 宇宙開発×JAXA×子供とAI

宇宙がテーマになっているのは分かった。オートボットのナナコが可愛くて、声を聞く度に可愛いいなあと感じたほどだ。宇宙に興味津々な悠真が、2月の黎明号との出会いによって、宇宙船を飛ばすために奮闘していく。このアニメは子供よりも大人向けだ。悠真は主人公だが、実際にはナナコと黎明号が物語を動かしている。とはいえ、行動力は素晴らしく、悠真は友達と共に宇宙船を飛ばすために親を巻き込んでいく。大人から見たら駄々っ子だが、夢を見るとはこーゆーことかと再認識させられた。後先考えない行動が人を動かす。大人になると忘れてしまうが、不意に思い出すと感動すらする。本当に夢の力は凄くて、黎明号達が宇宙に行く原動力になっていた。また、JAXAがかなり協力していて、最終的な宇宙船発射シークエンスなどは実際の宇宙船打ち上げに近いものを感じた。デザインはかっこいいが、きちんと分離したりとどこか現実と繋がったものであり、宇宙とはこーゆーものですよと教えてくれる。黎明号が言った虹の根は、まさに宇宙であり、生物であり、すべてなのかと錯覚させられる。本当にありそうなイメージだからこそ圧倒される。それが人工知能のような生物や人格から教えてもらうのは、何か現実感があり嬉しくなる。未来を観ているみたいだからだ。宇宙は無限に思われ、そこに夢がある。人々は宇宙を想い、科学が発展し、実証していく。

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