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映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』感想 フェイク映画とNASAと政府の要人と

■フェイク映画とNASAと政府の要人と

◯1960年代、月面着陸はアメリカが何としても実現させるべき国家プロジェクトでした。色々な暗躍する人やNASAで働く人達の思惑が複雑に絡み合い、月面着陸の準備は進んでいきます。そこに腹案としてフェイク映画、今だとフェイク動画を作る意味も出てきて、非常にややこしいことになっていきます。

◯中でも、政府の要人モーは怖く、コールはともかく、ケリーは過去の経歴から命令に背けないようになります。そこからの逆転勝利もいいのですが、現場はともかく、モーの立場からしたら失敗したらすべて終わりという状況では石橋を叩いて渡るプランも必要になると思います。ただ、ケリーが一枚の上手ということでしょう。

■月面着陸とPRと資金調達と

◯月に行くことは至上命題になるが、コールもケリーも、目的は同じです。しかし、技術とPRでは分野が違いますし、客観的なデータが必要な世界と嘘が必要な世界ではわかり合えません。コールは嘘が苦手で、ケリーは嘘は得意。この二人が月面着陸を同じ目標として協力し合います。

◯月に行くためには資金調達が必要になり、そのためにケリーは呼ばれました。やはりお金は必要不可欠なので二人は必死になります。どんな分野でもお金は大切ですし、原動力になります。最初はコールはPRに否定的でしたが、次第に考えは変わることに。

■月に行きたいか?

◯アポロ計画開始から8年。NASAは月面着陸を諦めずチャレンジしていた。その姿勢が素晴らしく、諦めない技術者が印象的だ。当時のNASAは資金不足で満足な研究ができなく、人々の注目も薄かった。それがPRマーケティングのプロフェッショナルであるケリーの仕事で一気に変わる。

◯どんなビジネスもPRマーケティング次第かなあと思います。正直、知名度がないと資金調達も難しいですし、劇中だとオメガとコラボしたりして知名度を上げていました。こーゆーコラボがないと知る人ぞ知るの企業になりますし、全てではないですが、アピールも必要だと思います。


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