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映画「劇場版 からかい上手の高木さん」感想 西片と高木さん×本編と外伝×両親と子供

原作よりも外伝を読んでいたから見てみたくなった。西片と高木さんが結婚した世界線の話が外伝。本編後からは分からないが、映画のラストで大人の西片、高木さんが出てきたので本編後の話なのだろう。本編はかなりシリアスに思えた。特に、世話をしていたネコが他人に取られたあたりは、猫を飼っているものとして、何とも言えない悲しさがある。神社で野良猫を世話していた二人だが、家で飼わずにそのままにしていたのは心地よかったのだろう。このままの関係でいたい、過ごしたいという想いの現れ。しかし、神社で飼っているということは、誰でも猫を見つけることができるということだ。両親の許可を得るのが遅すぎた。何か、これは告白と似ている。西片と高木さんにささる感じだ。このまま、友達のような関係ではいつか、好きな人の出現により壊れてしまう。早く告白して、関係をハッキリさせないといけない。中々進展しない関係性を猫で代弁していると思う。とはいえ、育てた猫がいなくなるのは寂しい。ピンクの首輪まで飼っていたのに、いきなりの展開は衝撃的だ。夏の祭りがテーマであり、大人の西片と高木さんが子供を連れて行く。実は、縁結びの意味もあり、物語を進展させていく。終始西片は高木さんにしてやられるが、決めるときは決めるので、カタルシスがある。本作は、本編と外伝を結びつける大事な作品と言えるので、外伝が好きな人も楽しめる。

西片。

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