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映画感想

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#ファンタジー映画

映画「デューン 砂の惑星 PART2」感想 砂漠の惑星、映像美に圧倒

映画「デューン 砂の惑星 PART2」感想 砂漠の惑星、映像美に圧倒

■砂漠の惑星、映像美に圧倒

砂の描写がすごく、さらに惑星の遺跡も本物のようで驚いた。地下の水の場面は砂漠特有のまさにダイヤモンドのような価値のある水であり、その壮大さと価値観が印象に残った。映像のレベルが高く、特にサンドワームに乗る時がすごかった。命がけで乗りこなす。馬みたいに止まっている時に乗らずに、音を頼りに向かってくるサンドワームに戦闘シーンさながらのアクションに圧倒された。あの場面がハイ

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映画「アリスとテレスのまぼろし工場」感想 年老いた自分達の現実

映画「アリスとテレスのまぼろし工場」感想 年老いた自分達の現実

■パラレルワールドからの現実

政宗と睦実がパラレルワールドから現実の自分達を観るのは奇抜だと感じた。パラレルワールドからは基本的にあの世界の自分は見えないし、バトルがない世界観では珍しいと思う。パラレルワールドとはいえ、季節は止まっているし、同じ時間を過ごすことになる。毎日変わらず痛みも鈍感な世界観。成長しない自分達から観たら、現実の結婚した自分を観るのはかなり過酷だ。キャラがそこから試行錯誤す

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映画「哀れなるものたち」第96回アカデミー賞では11部門ノミネート。

映画「哀れなるものたち」第96回アカデミー賞では11部門ノミネート。

●第96回アカデミー賞では11部門ノミネート

映画『哀れなるものたち』は第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門へ出品され、最高賞の金獅子賞を受賞。また、第81回ゴールデングローブ賞では主要2部門を受賞。さらに第96回アカデミー賞では11部門ノミネート。

様々な賞を受賞しているが、大きなスクリーンではなかった。同じ日に公開の機動戦士ガンダム SEED FREEDOMやすでに話題のゴールデ

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映画「哀れなるものたち」感想 様々な愛の形

映画「哀れなるものたち」感想 様々な愛の形

●医者、遊び人、哲学者、娼婦、軍人など様々な人物がベラ・バクスターに影響を与える。
●医者はベラにとっては親であり、モンスター。
●ゴドウィン・バクスターはベラの父であり、モンスターであり、命を助けた人。
●複雑な恋愛や家族愛や無償の愛がある。
●愛の物語に見えて、ベラの哲学。
●モノクロは閉じ込められた世界、カラーは解き放たれた世界。
●人はどのように生きるのか。
●何が冒険になるか。
●男女関

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映画「屋根裏のラジャー」感想 イマジナリー×ラジャー×中盤以降

映画「屋根裏のラジャー」感想 イマジナリー×ラジャー×中盤以降

●序盤はつまらないが、中盤以降面白くなる。イマジナリーのラジャーが全然成長しないし、生まれて間もないイマジナリーだから仕方ないけど。アマンダと離れてからの成長ぶりはすごいし、ある意味でアマンダが母でもある。

○監督がジブリ作品で活躍したアニメーターだった。本作を観ているとジブリっぽいなと思ったが、ジブリに深く関係していた。内容は最初は退屈だった。ストーリーが良くわからなく、イマジナリーとは何?と

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映画「ダンジョン飯」飯×主人公と妹×油断大敵

映画「ダンジョン飯」飯×主人公と妹×油断大敵

○開幕から主人公の妹がドラゴンに噛み砕かれるのキツイ。何か主人公も空腹で頭と回っていないし、そのせいで妹がドラゴンに食われてしまった。準備万端とかいいながら回り道して食料がなくなるとか、ビギナーかな?と、ふとゴブリンスレイヤーを思い出した。開幕ドラゴン戦だか、妹が失われるのはキツイ。そこからダンジョン飯につながるのだけど、主人公がちょっとダンジョン飯に固執なのでは?と感じた。

映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」起業×悪役三人組×リクルート

映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」起業×悪役三人組×リクルート

○ウォンカをリクルートしないのはなぜか?悪役三人組がなぜウォンカをリクルートしないのか気になった。三人よりはるかに美味しいチョコを作れるし、人の親切さを知り、純粋な人間だからこそ、騙してチョコ作りをさせて儲けると思っていた。ウォンカを言いくるめて、チョコを生産させると思っていただけに以外で、あれは自分達のチョコに満足しているのかなあ。ウォンカのチョコでアップデートすればいいのに。

○ウォンカと仲

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映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」たくさんの人に見てほしい映画

映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」たくさんの人に見てほしい映画

○たくさんの人に見てほしい映画。感動した。他の作品が忘れてしまったものがたくさんある。ウォンカの仲間への想いが素晴らしい。自分が傷ついても仲間を助ける姿は感動した。悪役もしっかりいて、ウォンカと悪役の対決もあり観ていて飽きなかった。ハリー・ポッター制作者が関わっているらしいが、友情、家族愛、勧善懲悪、ヒーローなど数多くの要素があり、複数回観ても楽しめる作品だ。