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【ペンは剣よりも強し】勉強は、現状を打破するためのワイルドカード

こんばんは。
キャリアカウンセラーの小坂(おさか)です。

あなたは子供の頃、
まわりの大人や親戚の人たちからこんなふうに
言われたことはないでしょうか?

「だらだらしていないで、
しっかり勉強しなさいよ。」


私が子供の頃は、
この言葉を自分自身に向けて
言われることはあまりありませんでした。

私は比較的勉強が好きな方だったからです。

ですが、自分の周りの友達が
その両親からこんな言葉をかけられているのを
よく聞いていて、なんだかなぁという気持ちに
なったのを覚えています。

こんなふうに言われると
勉強したくないなぁ、
なんで勉強しないといけないんだろうという
気持ちにもなりますよね。


学校や塾では、
目的もなく勉強している感じだったため、
遊びたいのを我慢してまで勉強するのは
ちょっとしんどかったように思います。

ですが、大人になった今では、
目的を持って勉強をすることの
大切さを強く実感するようになりました。

ただ勉強をするのではなく、
なぜその勉強をするのか。

目的を明確にすると、
学びの質は格段に高まります。

そして、
その学びが時には自分の将来の可能性や選択肢を
大きく広げてくれることにもつながる。


そんなことを私に感じさせてくれた
大学時代の印象的な出来事があるので、
今日はその話をしたいと思います。

それは、私が大学生だったころのことです。

当時大学の食堂では、
週末にイングリッシュカフェをやっており
留学生の子たちと英語を使って交流する
イベントが開催されていました。

私は、
あまりカフェには参加していなかったのですが、
食堂に買い物に行くついでに、
留学生の子たちと話をすることがありました。

その中で、インドから留学に来ている子と
たまたま少し仲良くなりました。


私は工学部で化学を学んでいたのですが、
彼は情報系の学部で数学やAIについて
勉強をしているようでした。

少し話をしただけでも、
積極的に参考書を買って勉強をしたり、
AIの最新動向について自分で調べたりと
とても勉強熱心な子であることがわかりました。

そんな彼に、
ある時こう質問をしたことがあります。

「君はどうしてわざわざ日本の大学で
勉強しようと思ったの?」


何気なく聞いたことだったのですが、
彼は私にこう答えてくれました。

「実は僕は将来、アメリカの
シリコンバレーで働きたいと思っているんだ。

そして、今インドにいる家族を
アメリカに連れて行って一緒に暮らすのさ。

インドでは、カースト制度があるから、
僕の家族はずっと貧しくつらい思いをしてきたよ。

だから、僕は家族のためにたくさん勉強して
家族のみんなを助けたいんだ。」


当時、
自分が想定していない回答が返ってきたことに、
驚いたというか、圧倒されたのを覚えています。

インドでは、
カースト制度という身分制度が今でもあり、
職業につく自由は保障されていません。

下位カーストの身分で生まれたら、
その瞬間に後の人生が決まってしまう。

そんな現実があります。

そんな残酷な運命を変えることができるのが、
勉強して自分に専門性を身につけることです。

特に数学の教育が進んでいるインドでは、
ITや情報工学の専門性を身につけて
インド国外で働くという選択肢に賭ける人が
一定数いるようです。

カースト制度の呪縛から一族を解放したい。

およそ日本人は想像もできないような
決意と思いで勉強をしていると
少し話をしただけでわかりました。

私は、インド人の彼と話した日の夜は、
いろいろ考えすぎて眠れませんでした。

いったい自分は今、
何のために勉強しているんだろう。

ただ単位を取って大学を卒業するために
勉強をしている自分。

家族や一族の期待を背負って、
アメリカでITエンジニアになるという
目標に向かって勉強している彼。

そりゃあ、どんどん成長して差もつくし、
専門性も身についていくはずだよなぁ。。

そう思うと、自分が何だか
ちっぽけな存在に感じられたのと同時に、
彼を心の底から応援したいとも思いました。

最終的に、
彼とは連絡先を交換したわけではないので、
今では彼がどうなったかはわかりません。

ですがきっと、
アメリカでITエンジニアとして活躍しながら、
家族と一緒に幸せに暮らしている
ことだろうと勝手に想像しています。

私は彼と出会い、
目的意識を持って勉強することには、
自分の現状を打破し、未来を切り拓くことが
できるほどの力がある、
と感じるようになりました。


それと同時に、
この世界では、勉強に集中できる機会が
平等ではないとも感じています。


なかなか、自分の意思や能力だけでは、
目的意識をもって勉強を継続することは
難しいです。

受験や進学にかかる費用や、
多くの情報・選択肢に触れられるかという
情報格差などのハードルもあります。

きっと、インド人の彼の周りにも、
彼を応援したり支援してくれた人たちが
たくさんいたはず。

私はそう感じています。

どんな境遇にいる人にも、
等しく勉強ができる権利が保証されている。


そんな社会になっていって欲しいと
私は心から願っていますし、
そのために私も動きたいと思っています。。


今日は、
勉強は、現状を打破するためのワイルドカード
というテーマでお話ししました。

インド人の彼の話は、
ある意味、極端に感じた方もいるかもしれません。

ですが、目的意識をもって勉強するということ、
勉強ができる環境に身を置くことは、
今の自分の状況を大きく変えられるだけの
インパクトがあります。

目的意識を持って日常的に勉強している人と
そうでない人を比べると、
その後の人生の選択肢の幅が大きく違ってくる。


そう、私は考えています。

目的意識を持って勉強し、
知識を身につけていくことは、
社会の中で生きていく上で
自分の身を助けることにもなります。

大人になった今だからこそ、
自分の生きたい人生を生きるために、
できることから始めてみませんか?

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今日はここまでです。
読んでいただき、ありがとうございました!


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