ここを磨け!過去の自分!!

今日はスキルについて自分の経験をもとに綴っていこうと思います。

目次

背景

現状の結論

要素の因数分解

<背景>

今日の話は、完全な私見です。自分の経歴を踏まえながらお伝えできればと考えています。

新卒で入った会社は、最高の環境でした。上司はワンオンワンで自分のスキルを引き延ばそうとしてくれました。また、私にとって働きやすい環境設定してくれましたし、悩みがあれば全体で研修を行ってくれる会社でした。

そんな会社ですので、当時の私は、自己研鑽をせず会社が与えてくれるものと傲慢な姿勢でした(今、振り返るととんでもないやつです)

だからこそ、その時の自分にこんなことを意識して実践に移していれば、もっと仕事に対する姿勢やスキルも伸びていたのではないかと感じることがあります。自分ほどひどい方はいないと思いますが、

①新卒の方

②世の中にスキル関連の情報がありますが、どれから伸ばして良いのか迷っている方

そんな方に参考になればと考えています。


【結論】

ポータブルスキル(コミュニケーション能力や論理的思考・課題発見、解決能力等)を磨け!

一例)自分の仕事を、全く分からない人に伝えられるようになること


年齢を重ねるにつれ、対内的→対外的と説明を求められる機会が増えてきました。

例えば

・グループスタッフや直属の上司

・利用者の家族や本人

・連携をするための関連機関

・会社役員へのプレゼン等

同じ守備範囲の人に説明するなら、感覚的に伝わることも多い一方で、全く違う業界の人・立場の人に伝えるとなるとことさら苦労してしまいます。なぜならば、業界の全体像を伝え、その中での自分のいる会社の役割、さらに自分のグループの役割、自分の役割など話す情報量が多いからです。当然、時間もかかってしまいます。では、業界や立場の違う人にどうすれば、伝えられるか自分なりに要素を因数分解してみましたので、以下に自分の経験を含め、解説していきます。

【因数分解】

まず、必要な要素は4つ、自分のように30代後半に差し掛かると5つ必要だと考えています。

①論理的思考
②構造的に物事をとらえる視点
③俯瞰して課題を分析して特定するスキル
④課題に対して、仮説を立て説明する能力
(⑤マネジメント経験)


<論理的思考>

物事、道筋を立て、説明しなければ、理解も得られないず、行動もしてもらえないという話です。

今でもですが、私はとにかく話が長く、会話相手を迷子にさせやすいタイプです。だからこそ、普段の会話はなんとなく成立しますが、仕事となると一切、成立しませんでした(相手が苦笑いしながら、あぁ~とビジネスライク的にうなずいてくれることが精一杯でした)

そこで、結論→理由→具体例→結論のフレームに当てはめるだけで、人に伝わるようになったんです(何かの本でこのフレームを知りましたが、どの本かは忘れてしまいました・・・orz)

<構造的に物事をとらえる>

全体がどう作られていて、その部分部分がどう組み合わさっているのか考える。

新卒当初は、上司から仕事を導かれ、目の前の仕事に精一杯になっているつもりでした。結果、疲労感しか残らず前に進んでいる感覚がありません。だからこそ、構造的に物事をとらえることが大事だと考えています。とは言え、最初から達観せよというのは無茶です。でも、視座を広げていく意識を持つことは可能です。

EX) 最初は、目の前の仕事に尽力

→個人だけでなく、グループの中で自分にはどんな役割・期待されているのか。

→会社の中で、グループにどのような役割・期待されているのか

→社会の中で、会社がどのような役割・期待されているのか

といった具合で、少しずつ視座を広げていくことで、自分が何に取り組めば良いのか明確になるのではないでしょうか。


<物事を俯瞰んして課題を特定できるスキル>

これまでのことを日々意識して実践していくとグループとして、会社として、社会として、それぞれの視座で、課題の抽出ができると思います。少なくとも自分なりの見解は持てているはずです。

私の経験で恐縮ですが、

EX) 障害分野でとある通所施設の職員をしていたころの私

・仕事が与えられる環境(仕事のやり方を覚える段階)

↑余談ですが、上記の状態が続くと何の成長も評価も得られません。

→自分が担当する方は、何に困ってどうなってほしいのか考える

→その方が、なぜ自分の担当するグループに所属しているのか考える

→グループの特色って何か考える

この段階で、グループとしての方向性が明確になり、
同時にいろいろ足りていない、やれていないことを痛感しました。

→グループとして、課題をクリアできると隣のグループとシナジーを考える。

→シナジーの対象幅を広げることで会社としてどんな役割や期待をされているのか、その背景を探る。
→社会の課題の尻尾が見えてくる。

<課題に対して仮説を立て、説明する能力>

これまでの中で課題は見えました。ただ、多くの課題は自分が頑張れ解決しません。また、誰か一人に依存するのもリスクしか感じません。様々なことから他者との協力は必要不可欠です。そこで、これまでのスキルを駆使して、他者を巻き込む(説得し、行動をしてもらう)ことが必要です。

私の会社では、様々な事業を手掛けており、私が担当する部署は会社の中で小規模な事業です。そのため、会社役員は私が担当する部署についての予備知識等はほとんどありません(決してディスっていません)。そのため、何かをしようとする時、事業の進捗を説明する時など、知らない前提で説明をする必要性があります。なので、毎回以下のように説明します。

EX)

「結論」

〇〇の事業が必要です

「理由」

会社としてのミッションは〇〇です。そして、私が担当している部署に置き換えると〇〇と表現することができます。私が担当している部署では、〇〇のようなニーズがあります。それは、公的な機関のデータからも読み取れますし、独自のアンケートからも同様の結論に達します。つまり社会的なニーズがあると言えます!さらに、この事業については収益の観点からもやるべき理由があります。

「具体例」

例えば、隣の件で似た事業を展開している会社があります。こちらの会社のIR資料によるとこれだけの採算が取れています。また、国内に目を移すと〇〇の事業は始まったばかりで、現状はブルーオーシャンな状況です。2匹目のドジョウにならぬようスピード感をもって〇〇事業を開始すべきです。



こんなことを実務の中で繰り返していると当時の自分に甘えるな!小手先のことばかり吸収しようとするな!

構造化視点で視座を広げろ、論理的に話せ、視座を広げ問題を分析し、仮説思考で課題解決に取り組め!と言ってやりたいと思い記事を書きました。

余談ですが、事業の人事も兼任しているところでは、今日の話がエピソードを通して語られると評価しやすいですし、年齢を重ねている方についてはマネジメント経験も加わると一緒に働きましょうと言いたくなってしまいます。


今回も長文でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

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