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自分を知るということ

この記事では、
・自分が分からない
・努力しているけど、なかなか評価してもらえない
・自分が考える自分自身と、他人から見る自分にズレがある
・自分らしく自由に生きたい

など、「自分」ってなんだろう?という疑問についてお話していきます。

「自分のことは自分が一番よくわかる」はウソ!?

心配な様子の人に大丈夫?と声掛けすると、「大丈夫。自分のことは自分が一番よくわかってるから。」というセリフが出てくることがあります。

そのセリフを発した自分を想像すると、どのような気持ちになりますか?

「よく考えてみると、実は自分のことはよく分かっていない・・・」

と思われた方もいるのではないでしょうか。

もちろん、誰しもがそう思うわけではありません。日頃から自分と向き合い、自己管理を徹底し、自信をお持ちの方もいると思います。

しかし、人の寿命や病気、突然の事故などは決して分かるものではありません。

自分では大丈夫だと思っていても、知らず知らずのうちに病気が進行して、気づけば手遅れになっていることもあります。

見た目や、しぐさ、動作など、人から言われて初めて自分の異変に気づくことだってあります。

つまり、自分のことが分かっているというのは、何の根拠もない不確かなことだということです。

未来は決して予想がつかないということを日々痛感してきたからこそ、人は健康や安全に気を使っているのです。

自己評価と他己評価

自己評価はその名の通り、自分で自分のことを評価すること。

毎日の生活の中で、自分が何を行い、何を感じて、どう行動するかなどは自分との対話の中で決まることがほとんどです。

そのため、自分のイメージは自分の中で作られやすく、それが自分自身だと思い込むんでいる人は多いと思います。

ただし、周囲から見るあなたは自己評価通りの部分がある反面、実は自分では見えていない部分があることも往々にしてあります。

~自己評価と他己評価にズレが生じている例~

  • 親切で気遣いができる
    →気を使いすぎて、おせっかいと思わせてしまっている

  • コミュニケーションが得意
    →自分のことばかり話して、周囲の話を聞こうとしない

  • 真面目で信念をもっている
    →頑固で固い人

  • 怒りやすい、気が短い
    →言いたいことを言ってくれる、行動力がある人

  • ネガティブで落ち込みやすい
    →色んなことに気づけて、事前に対処できる人

  • 心配性で行動に時間がかかる
    →忍耐力があり、コツコツ続けられる人

実は、自己評価(主観)と他己評価(客観)には良くも悪くも、相当なズレが生じていることがあります。

ついつい自分目線で「良い」と思ったことを、あたりまえのように相手にとっても「良い」と考えがちです。

しかし、実際はそんなことはありません。

上記の例のように、見方次第で考え方は180度違うこともしばしばあります。

つまり、それだけ自分だけでは見えていない部分が大きいということ。

逆を言えば、誰かに自分のことを聞くことや、客観的な目で自分自身を振り返ることで、ズレが解消されて、本来の自分が見えてくるということになります。

意識の顕在化


氷山のイラスト


諸説ありますが、有名な話で「意識の氷山モデル」というものがあります。

氷山は海から顔を出している部分が全体の約10%、残りの約90%は海の中に存在していると言います。

これを人間の意識に例えたものが「意識の氷山モデル」です。

人間の意識全体が100%だとして、
表面上に出ていて、自分で把握できている顕在意識は全体の約10%海中にあり、表面上は見えていない潜在意識が約90%
と表すことができます。

つまり、人間はほとんどの行動を無意識で行っているということです。

もし、「自分を変えたい!」と思うのであれば、この無意識に眠る約90%の潜在意識を変える必要があると言えます。

実際、人間は1日の中で約3万回の選択をしていると言われています。

無意識を意識的に変える可能性は約90%も残っていると考えると、人間にはまだまだ伸びしろがあるとも言えます。

潜在化されている能力を、顕在化する。

隠された(自分では気づいていない)能力を、表に引き出すことができると、これまで以上にあなたが、あなたらしく生きることに繋がります。

個性(才能)を知ること


自分のポテンシャル(潜在能力)を引き出すために、必要なこと。

それは、自分のことを知ることです。

性格や特徴、強みや弱み、身につけてきたスキル、持っている能力、苦手(ストレスを感じる)ことなど。

自分がどのような人間なのかを知ることは、ポテンシャルを引き出して活用していくためには必須の条件です。

それでは、どのように自分のことを知ればよいのか。

①自分自身の内面と向き合う時間を確保する
→TVや音楽などを一切遮断し、自分だけと向き合う環境を整える。一時的ではなく、日常的に取り組む習慣を設ける。

②家族や親しい友人に、客観的な意見を聞く
→自分(主観)だけでは分からない、相手(客観)から見た自分を教えてもらう。身近な親しい人の方が意外な発見があるかもしれません。

まずは、このようなところから始めてみることをオススメします。

この記事のまとめ


・自分のことは自分ではわからない
・主観と客観には良くも悪くも、相当なズレが生じている
・人間はほとんどの行動を無意識で行っている
・自分を知ることでポテンシャルを引き出し、活かしていける

おわりに


今回は、「自分自身のことを知ること」について、説明させていただきました。

そもそも人は、自分のことは自分では分かっておらず、主観と客観には明らかなズレが生じていること。

潜在能力が約90%も残されており、それを活かしきれていないという事実。

これらを知ることが出来ただけでも、「なんとかしたい!」という思いが芽生えたのではないでしょうか。

私自身も、以前は”なんとなく”生きてきた経験があり、この事実を知ってから真剣に自分のこれからの人生を向き合えるようになりました。

この記事があなたの理想の未来へと変えていける行動に繋がっていただけるとと嬉しいです。

私は個性診断、コーチングを活用し、目標に向けて個性やポテンシャルを伸ばしていくサポートをしています。

別の記事でもご紹介していきますので、ぜひ自分の強み・弱み、そして現在地を明確に知ることのできるツールとしてご活用ください👍

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