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初・海外旅行でやらかしたこと、他

冷静に考えてみると、治安がよいとはいえ海外に行ったことがない私が、ツアーでもなく一人でシンガポールに行くって。

まあまあ無謀なチャレンジだなって、今となっては思います。

さて、海外の免疫がない私が、海外の洗礼を受けた場面を紹介しましょう。
はっきりいって、海外経験者にとってはアホみたいなこともやらかしてます。


1.日本に帰れない⁉

今回の旅行の中でも、ダントツにやらかして焦ったのは帰りのこと。

チャンギ国際空港を深夜1時20分(シンガポール時間)に出発、福岡空港に8時20分(日本時間)に到着予定の便でした。

なにかあったらいけないと思い、空港には約5時間前に到着。チェックインの時間を今か今かと待っていたのです。

とその前に、出発の話を少し。
福岡空港を朝10時に出発の便で、チェックインと荷物を預けるのに7時~から並びました。多くの日本人の皆さんと日本人の案内がいるカウンターで。

そして、海外経験のない私は

帰りも同じ流れになるだろうと、勝手に思ってしまっていたのです。

出発の2時間前になっても誰も並ばず、少し不穏な空気は感じていましたが、時間も遅いので友達に連絡することもできず。深夜便だからチェックインが遅れているのだろうと勝手に思い込んでいました。

電光掲示版にも、ゲートオープンの表示がでてないから、きっとゲートオープンの表示がでたらチェックインできるのだろうと。

海外に行くのに詳しい方ならご存知の通り、ゲートオープンは

き・な・い

に案内が始まる表示のことで、福岡空港に向かう便のゲートオープンの表示が出る頃、まだチェックインもせずにただひたすら焦りながら、一人外で待ちわびていたのです。

事の重大さに気が付いたのは、飛行機が出発する約1時間前。とにかく、飛行機に乗ることを最優先に考えた私は、まずは搭乗ゲートまで行かなければと、深夜の空港内を全速力で駆け抜けていました。

これがまた、運の悪いことに搭乗ゲートまでが遠い遠い。結局、ゲートに到着したのが出発の40分前。他の乗客は機内に案内されている頃、私は汗だくで心臓バクバクの中、手荷物検査の列に並んでいたのです。

こうして、免税店でのんびり買い物をする予定だった私の計画は完全に崩れ、ただ日本に帰ることだけを考えて空港内を走りまわった思い出しか残りませんでした。

後日、嫁さんにはお土産がないとか信じられないと詰められ、シンガポールの友人には爆笑されたことは言うまでもありません。


2.マッサージ店であわや⁉

私が泊まっていたホテルは、チャイナタウンの中心地に近いところでした。

日本の知り合いから、
「チャイナタウンにある、マッサージは安くていいよ」
ということを聞いていたので、マッサージ店の多く集まる集合施設に行ったのですが…

とあるマッサージ店での出来事。
表示には、40分20$と書かれていたので、

「これはお得だな」

と思い、少し怪しげなお店でしたが勇気をもって入りました。

すると、施術をするベットに案内されたのですが、突然カーテンを全部閉めて、体を密着させてきて、つたない日本語で

「お兄さん、サービスするから100$どう?」

これは完全にやられたと思った私は、ひたすら
「I have only 30$」

(ちょうど20$だと、逆に怪まれるという謎の思考)
を繰り返して、なんとか逃げ出すことに成功したのでした。


3.両替所では油断禁物⁉

両替…どこでするか迷いました。イヤ、両替する場所はたくさんあるのですが、やっぱり少しでもレートが良いところでしたなと。

最初は着いたチャンギ国際空港でしたのですが、空港よりもレートの良いところがあると聞き、チャイナタウンの両替所へ。

私が「2万円を両替したいのですが、いくらで交換してくれますか?」と尋ねると
店員:「185$」
と答えたので、OKと伝え2万円を渡すと、なぜか181$しかもらえない。足りないと伝えても、しぶしぶ1$増やしてくれて、それまで。

えっ…最初は店員が間違えていたのかと思ったけど、両替は交渉。日本のように安心して信用しきってポンとお金を渡すと、いいように安くされる。場所もあることを覚えておかなくてはなりません。

後は、シンガポール人の友人についてきてもらったときには、一切されなかったので、日本人が単独で両替するときにより注意が必要なのかもしれませんね。


4.超ドキドキの入国審査


正面が入国審査のゲート。正面より右側が外国人用

福岡空港からチャンギ国際空港に到着して、どこに行ったらよいわかわからなかったため、とりあえず流れに従って歩いていたのですが…

たしかたくさんの日本人が、シンガポールに降り立ったハズなのに辺りを見回しても知らない国の人ばかり。戸惑いながらも、入国審査(immigretion)にたどり着き、外国人用の列に並んだのですが…

入国審査の1人あたりにかける時間が5分くらいと長く、何人もの人が次々と別室に連れて行かれてたのです。

完全に焦った私は、一人で何を質問されるのだろう、別室に連れていかれたらどうしようと不安になり、並んでいる間に頭はパニック。自分の中では

自分:「シンガポールに観光で来ました」
入国審査官:「楽しんで~」

くらいで思っていたので、近づくにつれてどんどん冷や汗が。
もうどうにでもなれと入国審査に臨んだら、本当に上記のやりとりくらいで入国できました。

(入国ビザだったり、たくさんの国に行っている人に時間がかかると後で教えてもらった。私みたいに日本人で初海外だとほとんど時間かからないよう)


5.飛行機の座席選びで大失敗

シンガポールに行く5ヶ月前に飛行機を予約したので、席は自分の好きなところを選ぶことができました。

なんとなく新幹線の感覚で、窓際の座席を選んだのですが、失敗しました。知り合いと隣同士とかならいいんですよ、一人旅行のときには通路側がおすすめです。トイレ行くの…気を使いますからね。

が、行きの飛行機の失敗は帰りの座席選びの失敗に比べたら、可愛いものです。帰りの飛行機は、最後尾の窓側の座席を選んだのですが、そこはなんとトイレの間近く。深夜便なので、真っ暗闇の中、10分置きくらいに

ゴーォー

っていう、トイレを流す凄まじい音が…。元々飛行機が苦手な私は、トイレの音もあって、一睡もせずに日本までの約6時間を過ごすという地獄みたいな時間となりました。


最後にほっこり


たくさん失敗してきたことを話しましたが、シンガポールで一番嬉しかった・親切にしてもらった体験を最後に。

チャイナタウンのマッサージ店(上記とは別のお店)に行ったとき、日本語が少し話せるマレーシア人のおじさんが担当してくれました。日本語は決して上手とは言えなかったのですが、私に話しかけてくれて。

話しの中で、
「何かおすすめの食べ物ってありますか?」と私が尋ねると、
「1階に美味しくて安い中華料理のお店がある、終わったら案内する」(マッサージ店は3階)

マッサージが終わると本当に1階まで案内してくれて、そして先ほどマッサージ代として支払った15$のうち5$を私に渡して、これで食べなって去っていこうとするのです。

そもそも、30分15$と非常に安く、そして家族のためにマレーシアから働きに来てるって言ってたのに、私のために貴重な5$を渡してくれようとするなんて。もちろん丁重にお返ししましたが、最後に人の優しさ・温かみに触れることができて、シンガポールの最高の思い出になりました。


マッサージ店の親切なマレーシア人のおじさん。感謝しかない

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