◆読書日記.《ジグムント・フロイト『自我論集』》
※本稿は某SNSに2020年6月17日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。
ジグムント・フロイト『自我論集』読了。
本書はフロイトの執筆した数多くの論文の中でも、「自我―エスー超自我」の構造に関するフロイト自身の論考の移り変わりを代表的な論文を中心にして年代順に並べて編んだ「フロイト学説における自我理論の変遷」に関する論文集である。
ということで、あくまで「フロイトの論考の移り変わり」が明確に浮かび上がるように論文の選別と配置を行った(編者の竹田青嗣は