#50: こんなときだから♪ブラームス×チャップリン〜「ハンガリー舞曲第5番」
ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番(1869)
#50 -56のテーマは「名シーンに刻まれたあの1曲ー映画とクラシック音楽」
今年も本格的にゴールデンウィークが始まりました。
今週は,家主が選ぶクラシック音楽が使われた印象に残った映画についてご紹介したいと思います。
もし,興味をもたれた方は,ぜひこの連休中に音楽と映画をセットでご覧ください。
家主は中学生の時,吹奏楽や合唱はもちろんのこと,器楽やバンドといった音楽活動系の部活がなかったので,仕方なく演劇部に入部しました。
入部したのは中学1年生の2学期から。3年生も引退し,2年生は所属していなかったので,1年生5人だけの弱小部活。しかし,思えば先輩がいないことをいいことに好き勝手なことばかりやってました。
家主が提案したのは,チャップリンの映画鑑賞。
当時,父親に教えてもらったチャップリンの無声映画にどっぷりハマっていました。
「どうしたら,言葉を使わずにコミカルに表現できるんだろう?」
部室が視聴覚室だったこともあり,それを利用して毎日目を輝かせて映画鑑賞をしていました。
今日お送りするのは,数あるチャップリンの映画の中でも一番大好きな作品のワンシーンに登場するブラームス作曲「ハンガリー舞曲第5番」。
映画のタイトルは,無声から有声に変わった初めての長編映画「独裁者」です。
ヒトラーを強烈に皮肉った内容ですが,最後のスピーチは何度聞いても胸を打たれます。
そして,このブラームスが流れる有名なシーンも面白くて何度も見てしまいます
https://www.youtube.com/watch?v=H19jByxrqlw
この時代のように,先の見えない鬱屈とした雰囲気に飲み込まれそうになるほど,ユーモアとセンスで立ち向かいたいですね。
『独裁者』(1960)
監督・製作・脚本・主演:チャールズ・チャップリン
今日もみなさんにとって,素敵な一日でありますように
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