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#46: こんなときだから♪チャベス〜西洋からの解放「インディオ交響曲」

チャベス:交響曲第2番「インディオ」(1935/1936)
#43 -49のテーマは「故郷に寄せる思いー情景と音楽」

突然ですが,皆さんの反抗期っていつでしたか?

家主は19歳,音楽大学の一年生の時でした。突如として「西洋音楽」,つまりクラシック音楽が大嫌いになったのです。

楽譜が神のように扱われる
演奏が上手い人=素晴らしい人(それ以外ゴミ)
ミスタッチしたり,音程が悪ければ「死んでしまえ」という目で見られる...etc.

西洋音楽が持つ一種の閉塞感に嫌気がさしたのでした。(ただ単に視野と心が狭かっただけなのですが……)

そんな時に出会ったのが民族音楽の世界。

ドレミファソラシドだけが音じゃねえぞ!
ハーモニーなんてクソくらえ!
複雑なリズムと音が生み出すズレや歪みが最高にロックだぜ!

そんな感じで,いわゆる厨二病ってヤツですか。ただ単に現実逃避と言えばそれまでですが,世界中の音楽に夢中になりました。

そして出会ったのがこの言葉。



「文字を持たない民族はあるが,音楽を持たない民族はない」キターーーーーーー♪───O(≧∇≦)O────♪(時代ですね)

今までクラシック音楽が身近だったけど,世界中にはそれぞれの音楽がある。人や社会と結びついたリズムや音がある,と知った時,とてもワクワクしました。

本日紹介するメキシコの作曲家カルロス・チャベス(1899-1978)は,自身のルーツとなるメキシコの民族音楽とネイティブアメリカンの音楽、スペイン風のメキシコ音楽などを調査し,作品に反映させました。

今日お送りするチャベスのインディオ交響曲で使われたテーマ(メロディ)は,メキシコ北部のネイティブアメリカンの部族に由来する3つのメロディーで構成されています。そして,メキシコの民族楽器がふんだんに使われています。

生き生きとしたリズム,ネイティブアメリカンの力強い歌声が聞こえてきそうな交響曲をお楽しみください。

今日もみなさんにとって,素敵な一日でありますように!


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