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#77: こんなときだから♪現代音楽〜音楽としての水の魅力「Water Concert」

タン・ドゥン:「Water Concert」(1998)

#71 -77のテーマは「音楽家を惹きつけて止まない『水』という現象ー水と音楽」

「水」をテーマにお送りしてきた週の最後を飾るのは,「水」そのものを楽器としてフィーチャーした作品をお送りします。

中国を代表する作曲家であり,映画「グリーン・デスティー」(2000)などでアカデミー賞作曲賞の受賞歴がある譚盾(タン・ドゥン)(1957- )。幼い頃,村で育ったタンは,村で行われるシャーマンの儀式,とりわけ儀式につかわれていた音楽に強く興味を持ったと言われています。

彼が作曲した作品の中には,普段は楽器として使用されないもの,紙,石,水が使用されます。本日お送りする「Water Concert - 水の協奏曲」は,ウォーター・パーカッションと名付けられた,打楽器(!?)が主役の作品です。

私たちも幼い頃,よくお風呂で色んな遊びをしませんでしたか?

水中でコップをつかって空気のボコボコした音を作ったり,水面や洗面器を叩いたり! そんな,身近な音を打楽器奏者はたくみに操りながら,水の楽器としての最大限の魅力を引き出しています。

本日はその一部の演奏をご紹介したいと思います。

見た目は涼しげ,でも,音は面白い!! 今も昔も人々を惹きつけて止まないのが,偉大なる自然の恵みにあらためて感謝したいと思います。

今日もみなさんにとって,素敵な一日でありますように!


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